信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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下生野方面の風景&令和2年度災害復旧促進全国大会及び理事懇談会

2020年11月11日 | 生坂村の風景
 11日(水)は晴れて穏やかな天気で、朝晩はグッと冷えて、昼間も北風が吹くのでヒンヤリ感が増しました。

▽ 毎朝恒例の写真は、朝早くに東京に向かったので、7日朝に撮影した下生野方面の風景です。
下生野方面の風景




 正午からは、全国防災協会理事懇談会があり、私は監事として出席し、令和2年度災害復旧促進全国大会の内容、決議案等について協議をし、原案の通り大会に諮ることになりました。




 午後1時30分から砂防会館別館1階「シェーンバッハ・サボー」において、令和2年度災害復旧促進全国大会が開催されました。
▽ 令和2年度 災害復旧促進全国大会の模様です。


▽ 脇雅史会長さんより、我が国は地形気象等の条件から毎年全国各地で多くの災害が発生しており、本年も7月には3日から8日に掛けて梅雨前線が九州付近から東日本に大きく伸びて停滞し、東北地方から西日本に掛けて広い範囲で記録的な大雨となりました。この大雨により、熊本県などに全国各地で特別警報が発表され、熊本県球磨川では多数の氾濫・決壊が発生するなど激甚な災害が発生し、11月2日現在で死者84名、行方不明者2名、負傷者67名、住家被害16,293棟と甚大な被害が発生しました。当協会としては、大規模な災害が発生した場合に、災害復旧や改良復旧計画立案のため、被災した都道府県・市町村から国土交通省防災課に要請がなされ、必要と判断した場合に無償で災害復旧技術専門家を派遣する支援制度を運営しており、今後も地方公共団体のご要望に応じて積極的に派遣してまいる所存でありますなどと挨拶をされました。


▽ 国土交通大臣 赤羽一嘉氏より、近年気候変動の影響から、激甚災害が頻発しておりますが、本年もまた記録的な大雨災害により全国各地で災害が発生しているところです。特に扇状降水帯による7月豪雨災害では、九州地方を中心に西日本から東日本の広い範囲にかけ記録的な大雨となり、河川の氾濫や土砂災害など甚大な被害が発生し、多くの方々が被害に遭われ地域の社会・経済に深刻な影響をもたらしました。今後とも激甚化する豪雨災害から国民の皆様の命と暮らしを守るためには、事前防災対策の抜本的な評価が必要であり、流域全体を俯瞰しながら、流域のすべての関係者が一体となって、流域治水に取り組むことが極めて重要であると考えます。そして、防災・減災が主流となる社会づくりに国土交通省総力を挙げて全力で取り組んでまいりますので、皆様の更なるご協力をお願いしますなどと挨拶をされました。


▽ 衆議院災害対策特別委員長 金子恭之氏より、我が国は地形・気象などの自然的条件から、地震、台風、豪雨、豪雪、火山の噴火などによる災害が、発生しやすい国土となっております。本年も令和2年7月豪雨災害をはじめ扇状降水帯や前線、台風の影響により日本各地で大雨が相次ぎ多くの尊い人命や貴重な財産が失われ、住民の生活や経済活動にも重大な支障を及ぼすなど大きな被害が発生しております。今後とも安全で安心な地域づくりに向け、迅速な災害復旧、防災施設の整備や国土保全事業などに一層のご尽力をお願いし、気候変動による自然災害の更なる激甚化が懸念される中、防災対策の一層の充実を図る必要を痛感しております。国会においては、支援金の支給対策を拡充するための被災者生活再建支援法改正案が提出されており、また来年には避難勧告と避難指示の一本化等のための災害対策基本法改正案が提出されると聞いており、国会における審議を通じ災害対策の更なる充実のために努めてまいりますなどと挨拶をされました。


▽ 参議院災害対策特別委員長 新妻秀規氏より、本年も球磨川などが氾濫した熊本県をはじめ九州全域など各地方を襲った7月豪雨があり、災害は何時何処で起こるか分かりません。そして今やかつてない激しさで襲ってきて、この度の九州をはじめとした豪雨は予測が難しい扇状降水帯によるものであり、地震や火山の噴火も同様に予測が現時点ではなかなか難しい状況であります。しかし、国民の命と財産を守るため、災害に対しての備えを進めていかなければなりません。全国防災協会の皆様が防災セミナーなどの日常活動や専門家の被災自治体への派遣などの活動を通し、自助・共助・公助の重要な部分を担っていただいていることに改めて感謝を申し上げます。この国会では、被災者の生活を支援するための改正案を審議する予定であり、これまでは中規模半壊では支援金が出てこなかったものを、新たに支援の対象とし、令和2年7月豪雨に遡って支給する内容で、また7月豪雨を念頭に義援金の支給を差し押さえする議員立法も提出される予定であり、広く災害対策の充実の議論を行い、国民の安全・安心に寄与していきたいなどと挨拶をされました。




▽ 令和元年度災害復旧及び災害防止事業功労者表彰として、個人49名と15団体が表彰され、代表として元公益社団法人全国防災協会副会長 菅原章嗣様が受賞され謝辞を述べられました。




▽ 国土交通省災害対策概況説明として、内藤正彦防災課長さんより、令和2年の災害と対応について説明していただきました。







 令和2年度の災害発生状況、令和2年7月豪雨における全国の被害概況、球磨川流域における浸水範囲・氾濫形態、7月豪雨による土砂災害発生状況、豪雨における交通機能確保、TEC-FORCE活動の概要、迅速な工事着手~査定前着工~、「大規模災害査定方針」の適用による効果事例、令和元年東日本台風関連 7水系緊急治水プロジェクト、「流域治水」の施策のイメージ、気候変動のスピードに対応した令和時代の水害対策の進め方、総力戦で挑む防災・減災プロジェクト 主要施策などについて説明していただきました。










▽ 最後に日裏勝巳副会長さんが、「近年の災害の頻発化・激甚化により、全国各地で公共土木施設が被災し、数多くの地方公共団体が災害復旧事業を懸命に進めている状況に鑑み、過年度はもとより、今年度に被災した公共土木施設の速やかな復旧を図るため、災害復旧事業の国庫負担について、必要かつ十分な財源を確保すること」など、8項目を強く要望する決議案が朗読され、全会一致で採択されました。


 例年大会終了後は、国土交通省、県選出及び県関係の衆参両院議員に対して要望活動を行っていますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、翌日の治水事業促進全国大会後にまとめて行うことにしましたので解散となりました。皆さん、お疲れ様でした。




 その他生坂村では、保育園で入所説明会、小・中学校で尿検査①、中学校でICT研修会、児童館でえいごであそぼ・しょうぎ教室、健康管理センターで母子相談、ソフトバレーボールリーグ戦代表者会議などが行われました。

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