信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

知事との県民対話集会&道の駅いくさかの郷定例会&下生野上空からの風景

2022年12月15日 | 生坂村の報告

 15日(木)は晴れて日差しが届いても、一日を通して冬本番の寒さとなりました。

 午前10時からは、やまなみ荘において「知事との県民対話集会」が行われました。

 最初に阿部知事さんと私だけで話し合いの場を設けていただきましたので、前もってお願いしました4項目について気軽にお話しさせていただき、阿部知事さんからも色々なご助言をいただきました。

 環境・ゼロカーボンの取り組みについては、環境省「脱炭素先行地域づくり事業」の申請のため、脱炭素ロードマップを策定中であり、バイオマス発電や木材チップ、ペレットを使うボイラーやストーブの導入、放流水を活用した小水力発電、公共施設に太陽光発電の設置の3本柱で電力を賄えるか検討中であること、住宅の断熱性能の向上や既存住宅を高気密高断熱にリフォームすることを普及させること、産学官連携で取り組んでいくことなどを話し合いました。

 人口減少、少子高齢化への取り組みについては、生坂村移住定住及び空き家対策事業補助金などで移住・定住を推進し、今年度の10月末時点で、「田舎暮らしの本」で「移住者の割合が高い」ということで、全国9番目ということで掲載される予定であること、子育て支援では保小中の給食費の無償化や結婚祝金、出産祝金、入学祝金などもお贈りしていること、佐久穂町の大日向小学校の取り組みや山村留学の取り組みによる人口増加策について、当村の保小中一貫教育に向けて取り組んでいることなどを話し合いました。

 河川整備については、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策により、堤防強化や浚渫工事を行っていただき御礼を申し上げ、5か年加速化対策後の次の5か年対策をお互い立場でしっかり要望していくこと、当村は今年度、海洋クラブを立ち上げSUPを体験したり、ラフティングをして川に親しんでいること、長野県や生坂村の自然を活かした保育や教育に取り組んでいくことなどを話し合いました。

 水道の広域化については、犀川の水が家庭雑排水や工業廃水などで汚染され飲めなくなり、自主水源を何度も調査して探したが、第三紀層という地層で大変難しく、安曇野市明科地区と大町市八坂地区から購入しており、水道料金が県でもトップクラスであるので、県での広域化を進めていただくこと、ライフラインの上水に対して、市町村に任せるのではなく、国がもっと責任を持つように厚生労働省などに働きかけることなどを話し合いました。

 午前10時30分からは、「農業振興・第6次産業の振興と移住定住よる村の活性化」をテーマとして、生坂村ではこれまで、新規就農研修生の受け入れを行い、農業振興と就農者の定住を図ってきました。また、地産地消による6次産業の振興も村農業公社を中心に取り組み、後継者の育成も行われてきました。何れの事業も移住者は欠かすことができないため、今後も移住者の定住に向けた就業の場の確保という面からも、一体的な取り組みを進めていく必要があり、県と一緒に進めることで更にその効果を上げたいために、阿部知事さんと6人のパネラーや会場の皆さんと話し合っていただきました。

 6人は、根域制限栽培など新たな栽培方法に取り組んでいるブドウ農家(新規就農研修修了者)、移住してくる職員のサポートや事業所とのマッチングを行っている生坂村特定地域づくり事業協同組合事務局長、地域おこし協力隊の夫と養鶏をしながら子育て中の主婦、脱炭素関係事業や松本山雅との連携事業に従事している地域おこし協力隊員、村の郷土食の継承に努めているかあさん家店長、ハチクを利用した加工品の開発を進めているハチクの会会長などと予定時間を超過して話し合われました。

 午後3時30分からの道の駅いくさかの郷定例会は、最初に私から、11月まで前年度対比で売上が伸びていることに謝辞を申し上げ、これから年末年始のセールの時期になりますが、いくさかの郷は地元の農産物の出荷が少なくなっていますので、ハウス栽培の野菜などが出荷されたり、何かこの閑散期にお客様が来ていただけるような手立てがないか、皆さんからご提案をいただければと思いますし、今後も健康にご留意なされ良い年を迎えられますことお願いするなどと挨拶させていただきました。

 農産物直売所の4~10月の月別収支、11月の売上集計表(前年対比表)、12月14日までの総売上などの売上集計表(前年対比表)、かあさん家の食堂の売上と来店者数、直売所とおやき販売の売上などについて説明を受けました。

 かあさん家は、10月まではぶどうのお客様が多く売上が良かったこと、11月は若干前年対比減でしたが、ここ数日お歳暮のチラシにより灰焼きおやきなどの発送が増えてきたこと、23日(金)は子ども達にクリスマスプレゼントを贈るなどの報告を受けました。

 いくさかの郷の農林水産物直売所の10月はぶどうや農産物の出荷が多く、ぶどう部屋での販売効果もあり、売上は前年度対比154.8%になり、売場と商品が整えば、お客様がお越しになることが確認できたこと、11月は急激に客数が減り、気軽に入りやすい雰囲気づくりと全国各地の特産品を販売して集客に努め、前年度対比をクリアし、売上は前年対比103%、集客数106%であったこと、12月は非常に苦戦していて、客数減により交通量も減少して、天然ブリの予約も昨年が218,000円に対し、今年150,000円位と減少していること、1月から3月は店頭に絵の展示で干支のうさぎや芸術的な絵画でPRできるか取り組むこと、昨年の信州サーモンは美味しかったので同じ様にできないかは、昨年は県の補助があり、安価で提供できたこと、生坂村物価高騰対策生活応援商品券の利用は徐々に増えてきたのでマル得商品券の期限が1月21日であり、啓発を兼ねて利用促進の広報をすることなどの協議をしました。

 12月17日(土)の特産市はおやつ大集合として全国の銘菓や商工会青年部の大阪焼き、恒例の女・人竹っこくらぶ、おじさま倶楽部、やまなみ荘の店頭販売などを行うこと、1月のカレンダーでは、1月5日(木)の新年初売り、21日(土)の特産市、1月24日(火)に「生産者組合の未来像といくさかの郷の役割について」、「出荷ルールについて」などの内容の出荷者講習会で駅長が講演すること、2022年度第4四半期(2023年1~3月)の「いくさかの郷」行動方針として、「優しく、楽しく、面白い」いくさかの郷に変化し進化するとして進めること、インボイス制度はレジを変えるか、インボイス登録番号を取得するのか、インボイス用レジの更新補助は50%あること、システム更新を早速業者に聞くこと、かあさん家は5日(木)に新年初売りを行い、1月・2月の思いやり月間は75歳以上の方は麺類100円引きであり、10日には恒例の「繭玉づくり」をして、公共施設に配ること、2月27日(月)から3月4日(土)まで、相模女子大学地域協働活動を予定し、マックスで5名を募集することなども話し合いました。

 本日も会議後、直売所に並んでいた、生坂村産の各種野菜、果物、豆類、ハチクやおやきの加工品、松飾り、やまなみ荘の冷凍食品などを撮影しました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、放射冷却で澄み切った青空の下生野上空からの風景を撮影しました。

下生野上空からの風景

 その他生坂村では、小学校で児童会、お誕生教室、地域支え合い事務局会議、JA年金相談会、生坂おとこ塾などが行われました。