わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

同窓会報より

2015年07月02日 | 日記
 大学同窓会報で薬剤師さんがいいことを書いてました。以下抜粋
『小児と一言でいっても、実際には超低出生体重児から、思春期の中学生まで幅広い患者さんがいます。小児の特徴の一つとして常に発達(成長)過程であるため、からだの様々な機能の変化が薬の効果にも影響を及ぼしてます。薬剤師は常に患者さんの年齢にあわせた薬の代謝・排泄能を考慮し、薬の投与量が適切であるかどうかを考えなければならない。 世の中で使われている薬の中できちんと小児の用量が記載されているものはごく一部でしかなく、薬の使用に対する裏づけも成人に比べると十分ではありません。薬剤師に求められることは、薬の専門家として国内のみならず、海外での臨床研究データや、薬物動態情報を含めた情報を総合評価し、医療現場に提供することです。限られた情報から、最大限の効果と安全性を確保することがチーム医療の一員として小児医療へ貢献できることであると考えてます。』
 いいですね!この限られた情報から、最大限の効果と安全性を確保するというところ、それに貢献。
 獣医は幼犬幼猫から老齢犬老齢猫まで診ます。検査から治療、薬の処方まで一人で何でもこなしこなします。
 また無限大に検査ができるものでもなく、限られた情報(検査、今までの経験、文献など)を駆使して、理論を組み立て治癒もしくは症状の軽減を導き出していこうとします。
 人医学のようには行きませんが、飼い主さんにとって、動物にとって 飼い主さん優先でもなく 動物優先でもなく また獣医が中心でもありません。
 三者のなかで最善の方向を探していきます。
これも一つの貢献だと思ってます。
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