北里大学獣医学科卒、旧帝某~北大医学部に秦職を得て研究者の道 夢破れて、憚りながら小動物の臨床獣医をやってます。自慢じゃないが医(ヒト)の生と死を垣間見た数少ない獣医と思う。
ヒトの最先端医療を目のあたりにして獣医にできることは何だろう、20数年経っても答えは出ません。
北里出身なので世紀のエバーメクチンのお話、日本の製薬メーカーにも話を持って行ったがどこも興味を示さず、アメリカの製薬メーカーが興味を示して昨今に至ったそうです(真実のほどはわかりません、噂話)。動物薬が発端でも、牛が病害虫から助かり、飼育している家畜農家が牛の疾病を防げるようになり、また犬のフィラリア薬となり、ヒトの抗寄生虫薬となったお薬、地球規模の薬です。まさに生物循環のような気がします。まだまだ応用編がありそうですね。
北里大学同窓会報が送られてきます。この会報は医学部 薬学部 衛生 水産 獣医 理学部の各々の情報、研究から四方山話 近況報告と多岐にわたり、情報のつまみ食いでなかなか興味をそそられます。
例えば薬学部をみても薬物治療学、なんたらかんたら薬科学、医薬開発学や薬学に関する微生物学 生化学などを履修してはじめて薬剤師となる。獣医師も獣医学からそれに付随する環境から衛生学までいろいろ履修して獣医師となる。
ひとつの専門領域、専門家(一本の大木)となるためにはたくさんの知識(多くの、たくさんの土壌)を吸収してやっと一本の木となる。若かりし日にある医学研究者から聞いた気がします。
看護学部卒同窓生のお話
「新病棟で、入院患者様と空や季節の会話をすることが増えたように感じます。そして勤務する私たちにとっても、それらはとても大きな意味を持つように感じます。夜勤でくたくたになっていると、どうしても気持ちに余裕がなくなり丁寧な看護の提供ができているのか自問自答したくなることがあります。そんな夜勤の最中に患者様ときれいな朝焼けを見つけることができたとき、気持ちをリセットすることができてまた頑張ることができるようになりました。」
医療従事者 看護師であれ医師であれ、このような文章を読むと自分が獣医師として飼い主さんと動物にとって最善の方法を取っただろうかと自問自答してしまう。そしてこの疑問は永遠に限りなく続くのだと思う。
動物病院、ここには生があり 動物たちと共に生活し、また死もあります。華々しく明るく楽しいことと同時に悲しみもあります。
来院される方それぞれに慈しみ、均等にその思いを馳せたいですね。
最先端の獣医療はできないにしても、自分のできうる最善の策をこれからも模索していきます。
ヒトの最先端医療を目のあたりにして獣医にできることは何だろう、20数年経っても答えは出ません。
北里出身なので世紀のエバーメクチンのお話、日本の製薬メーカーにも話を持って行ったがどこも興味を示さず、アメリカの製薬メーカーが興味を示して昨今に至ったそうです(真実のほどはわかりません、噂話)。動物薬が発端でも、牛が病害虫から助かり、飼育している家畜農家が牛の疾病を防げるようになり、また犬のフィラリア薬となり、ヒトの抗寄生虫薬となったお薬、地球規模の薬です。まさに生物循環のような気がします。まだまだ応用編がありそうですね。
北里大学同窓会報が送られてきます。この会報は医学部 薬学部 衛生 水産 獣医 理学部の各々の情報、研究から四方山話 近況報告と多岐にわたり、情報のつまみ食いでなかなか興味をそそられます。
例えば薬学部をみても薬物治療学、なんたらかんたら薬科学、医薬開発学や薬学に関する微生物学 生化学などを履修してはじめて薬剤師となる。獣医師も獣医学からそれに付随する環境から衛生学までいろいろ履修して獣医師となる。
ひとつの専門領域、専門家(一本の大木)となるためにはたくさんの知識(多くの、たくさんの土壌)を吸収してやっと一本の木となる。若かりし日にある医学研究者から聞いた気がします。
看護学部卒同窓生のお話
「新病棟で、入院患者様と空や季節の会話をすることが増えたように感じます。そして勤務する私たちにとっても、それらはとても大きな意味を持つように感じます。夜勤でくたくたになっていると、どうしても気持ちに余裕がなくなり丁寧な看護の提供ができているのか自問自答したくなることがあります。そんな夜勤の最中に患者様ときれいな朝焼けを見つけることができたとき、気持ちをリセットすることができてまた頑張ることができるようになりました。」
医療従事者 看護師であれ医師であれ、このような文章を読むと自分が獣医師として飼い主さんと動物にとって最善の方法を取っただろうかと自問自答してしまう。そしてこの疑問は永遠に限りなく続くのだと思う。
動物病院、ここには生があり 動物たちと共に生活し、また死もあります。華々しく明るく楽しいことと同時に悲しみもあります。
来院される方それぞれに慈しみ、均等にその思いを馳せたいですね。
最先端の獣医療はできないにしても、自分のできうる最善の策をこれからも模索していきます。