わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

方言

2015年08月12日 | 日記
「こん いってみよっと」と「こん いってみよっと」のどちらを選択するべきか 自分は‘だ’だったが 指摘により‘ど’と書いた。
‘だ’は立派な方言だろうか?
 そういえば18才で初めて東京に行った時『なして なして』を連発していたような気がする。当の本人は標準語と思って使っていたが、立派な方言であった。今は どうして?と使っている。
方言..... 行橋弁を考えてたら、どうしてか 仙台市にいたころの あることを思い出してしまった。
 まわりは医者ばっかりで 仲のよかった同じ独身で医者である友人が「風邪を引いてなかなか起き上がれないで、オレこのまま 倒れるんじゃないだろうか 誰も来ないし、一人で不安になったことがある」といっていたが 獣医である自分は心の中で「医者なのに まわりも医者だらけなのに」と心の中でつぶやいていた。
 患者さんには色々と言うが自分はさておき、してるもんですと言っていた。
自分のことはおいといて、人のことは解かる人が多い?....う~ん?
   
 
 

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子猫5匹、飼い主さん けってい

2015年08月10日 | 日記
 保護された仔猫たち5匹が10日間ほどで、もらわれていきました。
10日間が長かったのか 短かったのか解りませんが、人間の気持ちと言うものは、いなくなれば寂しいし、いれば気になる、勝手がいいもんですね。
 この10日間は朝 仔猫たちがくるのが待ちどおしかった。
最初 雄猫はとてもおとなしく、ひ弱な雄猫で雌のほうが積極的に人になついて来ました。それがだんだんと雄のほうがやんちゃになり みるみる猫の顔つきになっていきました。一週間ほどでめまぐるしく変わるもんですね。
仔猫を置いていった人は仔猫に縁がなくなり、里親になられた方は新たな縁があったのでしょうか、里親さん 有難う御座いました。とりあえず、ひと安心。感謝!感謝!

 先日 世界水泳で金メダルを取った星さんは「記録の一部は応援の力」とおっしゃってましたが自分も本当にそう思うときがある。
何かしらの眼に見えない力というものは存在してる気がする。

 自分の納得のいく治療をしても、飼い主さんが信用して下さって初めて成り立つものだと思います。獣医一人の力ではなく、飼い主さんとの共同作業だと思います。
医療にしても患者と医師の間、それを取り持つ看護師や理学療法士、それぞれの技師さんの共同作業で病気と言うものに向かい合っていくもんだと思います。決して医師一人や獣医一人の力ではありません。
 今回の仔猫の保護も 保護された方の力8割、自分の力 一割、あとの一割はその他もろもろかな?と思います。
 




 

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古着の再利用

2015年08月08日 | 日記
 暑い日が続いてます。昨今は室内犬も多く外出時はエアコンをつけっ放しな方もおられるみたいです。屋外で飼われてる方は日陰で、できればなるべく風が通るところ、風通しのいい所に置かれるといいです。
 
 古着を自動車部品の防音材に加工していることが新聞に載ってました。
古着のリサイクル事業が昨年の5月に始まり、北九州市、中間市、直方市、行橋市、苅田町の公共施設やクリーニング店に回収箱をおき、市民からの古着を集めてるが 回収は思ったほど進んでないとありました。
 自分もクリーニング店や市役所にたびたび行きますが、全然 知りませんでした。
以前 古着を捨てるには忍びなくて、どうにか利用できないかと市役所やボランティアを探しましたが、使えるものが少なく手間がかかりすぎてやってる所は少ないと回答を受けました。
 古着買取もあります。古着はありませんかと電話もありますが、今時分どんな業者か不安になり、思わず‘ない’ですと答えました。
引き取り手のない古着を燃やすのではなく再利用して役に立てるといいですよね。
 ‘ごみ’いわゆる可燃物 お菓子の箱や箱ティッシュの箱 紙切れのパンフレット ダンボールなど、なるべく回収していただけるものは回収して頂いている。ただ せっかくとっておいたのに外に出しっぱなしで汚れてしまい回収不能になり、やむなく燃やすようになった時にはどうしようもなくいたたまれなくなります。
 なるべくゴミを少なくして再利用できるものは利用しようと思っている方も多いとお見受けします。
 「ごみを減らしましょう」とただ言うのではなく、ごみを減らすために こんな方法、このような場所がありますなどの、あと一歩の広報が欲しいですね。
特に紙などの再利用しやすい燃えるゴミは比較的早く 数多く回収できる場所があればいいですけど、なかなか簡単に容易にはいかないと思いますが希望です。
 紙などが燃えてると木が、森が、自然が、「あ~あ CO2 がでる~」とついつい想像してしまいます。
しかし 古着の回収箱が公共施設やクリーニング店にあるとは知りませんでした。
『こんど、確かめに いってみよっと!』
  

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獣医さんの道徳、倫理について

2015年08月04日 | 日記
 動物を保護して新しい飼い主さんを探すということは難しいものですね。
5匹が2匹になりましたが 新しい飼い主さんが喜ばれる姿はこちらも嬉しいのですが残った2匹のほうが気になってしまう。また もらわれた猫よりも飼い主さんの負担をついつい考えてしまう。 「引き取るつもりできたのだから、あんたが心配する必要ないよ」といわれるが 渡した手前 猫も飼い主さんも安穏と共存してほしい。
 犬にしても猫にしても何でもいいから渡しちゃえということができない。
動物と人の間を取り持つ獣医は時として、苦虫を噛み潰すことをあえてしなければならない職業だと思う。綺麗ごとばかりをのたまうほどの方便はいえない。
 獣医師会雑誌に職業倫理のあり方について載ってました。
道を歩いていると、交通事故にあった猫を見つけた。どうするか?
①すぐに駆けつけて捕まえて救護する
②猫がいなくなるまで様子を見ている
③誰かが通りがかるのをまって、救護されるのを待つ
④見なかったことにして通りすぎる
 社会の中で生きる上で、何を目指し どのように生きるかなど何らかの行為をするときに、これは善いことか、正しいことか判断する際の根拠が「倫理」と言うことになる。
 自分だったら.....?猫を人に置き換えたら.....?人が絡まれてたら...?とすぐに置き換えてしまう。
 また 獣医医療が飛躍的進歩を遂げる中で、動物の治療が、飼い主さに対してか?伴侶動物に対してか?治療が優先され許可を得ずにどんどんなんでもしてしまう。心の持ち方で倫理は変わる。技術サービス業で技術も大事であるが、伴侶動物の医療者として人間力といえる倫理観、人間性に優れてるとは限らない。そこで倫理的な知識、技術、態度が必要である。
 「真実の様子を告げる」「善意のだまし」の両者共に正しいのかもしれない。人を欺いてはならない義務はあるが、複雑な医療情報を提供されても理解力は飼い主により異なる。飼い主の理解、納得、満足、任せる、など信頼関係の基礎を築く必要がある、と書いてました。
 自分も今回の里親探しは保護された方が常日頃の来院者であり、信頼関係が成り立ってる上で、昼間は預かり夜はつれて帰ってもらい、役割分担をしてます。

※ 知らなかったことが載ってました。
 法律上、外国からの薬の不正大量購入(これは知ってました) 広告の違反 中でも費用広告や自ら研鑽を積んだ技能治療法などの広告宣伝はできない。

 ペット保険で治療費の負担が軽減されて喜ばれることを逆手に取り、入院手術費用の詐欺などの、今 法律、道徳(獣医師道)、そして倫理的な知識、技術、態度の必要性を 獣医師自身が問われてます。

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