わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

花粉症じゃなかったみたい

2016年09月28日 | 日記
 花粉症なんですがここ数年は秋の花粉にも反応するようになりました。
今年の9月の花粉はひどい どうしてだ なぜだ 周りには花粉 花粉 秋の花粉症といってましたが 数日後には家内が花粉症のような症状 次に娘が花粉症のような症状 どうも秋の花粉症じゃなくて 立派な呼吸器のなんたらかんたらというウィルス性疾患だったみたい、改善しましたけど。
 先日 うどん屋さんで外食を終えたところ、近くに病院があるのですが 3人ほど長い白衣と短い白衣、白衣を着たまま食べるとこに入店してきました。どう思います? 病院の白衣を着たまま外出、しかも食事をするところで。 病原体が付着 例えばインフルエンザなどがはやってたらウイルスをばら撒いてるみたいなもんですよね。白衣の意味を取り違えてるし基本的な教育が出来てないですね。白衣を脱いで外出するべきだし 脱げないのであれば感染防御 他人にも感染させないように上着をはおるべきですね。白衣を着て闊歩する。首から聴診器ぶらさげて聴診いっこしないなんてざら 挙句の果てには聴診器首からぶら下げてトイレに入ってみようものなら・・・・目も当てられませんね。
 病気というもの 生理学を学んで正常でないから病気 以前医学部在職中 7、8人の基礎から臨床医を前に「あっ こんな病気になってはずかしい」といったら 「病気だから仕方がないじゃない 病気に恥ずかしいなんてないよ」と総攻撃を受けてたじたじになったことがあります、確かにその通りですよね。立派な医者たちだった。
 新聞で病気(ガンや糖尿病、精神疾患 障害の残る不慮の出来事など)にまつわるとこは気に留めてよく読むのですが「自分はならなくても自分の人生のどこかで出会うかも知れない、身内や子供がなるかもしれない」という文面を読みながら、これって病気に限らずケガや事故犯罪 自然災害 詐欺 テロ その他もろもろ 他人事とはいえない いつ何時我が身にふりかかるかもしれない時代ですよね。
 
 
 
  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検査

2016年09月24日 | 日記
秋らしくなってきました。8月は暑すぎて 蚊もダニもいないなどと耳にしましたが、フィラリア予防ももう踏ん張りです。秋口で蚊・ダニも吸血するのに活発になります。
 今年はフィラリア予防のみ フィラリアとノミ予防のレボリューション フィラリアとノミ・ダニ予防の合剤 ネクスガードスペクトラ ノミ・ダニ予防のフロントラインプラス ノミ・ダニ予防のネクスガードを提供しました。
それぞれについて一長一短があります。当院は先発品のカルドメックおよびフロントラインプラスを基本ラインにノミ・ダニ・フィラリア合剤も提供しました。
 飲ませるのみダニ予防薬はノミ・ダニが吸血することで駆除 フロントラインの場合は皮膚に接触で駆除 いずれにおいても接触、吸血しないで毛の付着でたまたま室内に落ちたら駆除できません。どちらを選ぶかは自分の主張を伝えながらも飼い主さんに選択してもらいました。
 フィラリ検査陰性でも どうしても心音や生活環境からフィラリア感染が疑われるので追加検査(検査センター)で陽性 獣医学でいうオカルト感染なるものを経験しました。23年近くの臨床医でありながら、ごく当たり前のフィラリア感染症でも院内の検査だけにたよるのは落とし穴がありますね。フィラリアに限らず検査と臨床症状、できれば生活環境まで踏み込めれば糸口が見える場合もありますね。
フィラリア予防ですが先日薬屋さんとの会話でフィラリア予防薬がどうしても1カ月短い もしくは1カ月早く終了してしまってオカルト感染を疑ってしまう症例があるとの会話 そういうのだったらプロハート12 一年有効フィラリ注射を打てばいいじゃないですかと言っていたが 自分の意義主張としては12月下旬から1月2月3月 もしくは4月は必要ないだろう 蚊は15度以下だと刺す力はない、ましてや予防薬でなく駆除薬だから 吸血しなければ感染はないのだからいくら安全域が高い薬といえども1カ月や二ヶ月は多くやる分はいいけど必要ないことはしなくてもいいだろうと。
当院では室内犬で家に蚊はいないからやってないという飼い主さんは大勢います。蚊がいなければ感染は起こらないのでそれでいいと思いますと伝えます。
 最近はネコのフィラリア検査も正確にできるようになりましたし、新しく心臓の予後病勢判定が検査で正確に把握できるようになり 多種多様の検査もかなり人に近い検査もできます。ましてや獣医医療の進歩も著しいです。ただ検査結果に踊らされることなくデータやレントゲン エコー CT MRにしても臨床症状と検査結果を解剖学 生理学 薬理学 病理学 細菌学などの基礎を踏まえて症状を紐解く力が必要となってます。
 医学とは結果論の学問であり過去を踏まえて未来に進むもんだと思ってます。
検査とはまだ起こってもない症状を発見する、臨床症状から検査で証明する、また検査でこれから先のことを予測する。
検査は検査をしたその日までが正常であって次の日から劇的に症状が変わることもありえます。人間ドッグにしても検診にしても検査をしたその日までが正常であって次の日からは未知数です。検査をしたばっかりだったのになんてよく耳にしますね。
あくまでも検査ををしたその日までが正常、次の日からはあてにになりません。 
 頭の片隅においといていただければ幸いです。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書

2016年09月16日 | 日記
 最近の本の読み方は何ページか読んだら違う本を読み、また飽きたら次の本を読んだり 飛ばし読みだったりしてますが、久しぶりに一気に上下本を5日ぐらいで読みました。若かりしころは一日か二日ぐらいで読んでた気がするが。 
 今年 直木賞を取った方の直木賞の本でなくその以前の本「愛しの座敷わらし」いわゆる ジェントル・ゴースト・ストーリー。
ゴーストストーリーを読んでると あれっ そこにあったのになぜかなくなってる たいしたものじゃないけど、どこにいったのだろう などあったりする。 ふ・し・ぎ
 お堅い本 人生とは何ぞやなる本や生き方についての本 例えば「自分のための人生」や「道は開ける」 「スタンフォードの自分を変える教室」 人生読本としょうする本、いくら読んでも頭には入りません。
先日 本屋さんと話してると「だからいつもいっぱい出てんじゃない」と軽~い一言 なぜか納得。 新聞なども隅から隅まで読んでこれで情報は十分と思っていたが、月刊誌 週刊誌なども意外と面白いことも書いてますね。 当院の待合室にも待ち時間に見てもらおうとプレジデント オレンジページや九州ジャラン 福岡Walkerを置いていますがどーうも当院には待ち時間などは存在しないみたい 自分で読んでます。
 久しぶりに柔らかい本を一読したのでお堅い本でも読むかと 復習をかねて生理学の本をちらほらと 獣医師会雑誌で新しい知見 ボルナ病(以前にも聞いたかな?) 人獣共通感染症で運動障害 行動異常あるいは感覚異常などの幅広い神経症状を引き起こす 等々、これは診察後の雑談で。 薬品メーカーの雑誌で心臓についての新しい知見、これは診察後の方向を考える上で。
 講習会にいつもいつも行けなくても かなりの最新の情報がはいるな、・・・・と。
 
 台風またが来てますね 来るぞ、来るぞと学校が休校になれど、それましてね。
台風の予測は難しいみたい 今回はどうなんでしょう?
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする