わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

独り言

2015年03月20日 | 日記
 獣医師会雑誌を読んでて、小動物臨床とは異なりますが、公衆衛生上 いい情報がありました。 ノロウィルスにはエタノールはあまり有効でなく、逆性石鹸も消毒効果は強くない。一般的には次亜塩素酸が用いられますが、適切な濃度を用いることが大切である。患者は症状が消えた後も便中に数週間はウィルスを排泄して まれに 数ヶ月間排菌する例や発症せずに排菌している場合もあり、注意が必要とのことです。
 ノロウィルスは比較的熱抵抗性が強く、二枚貝などリスクの高い食品を加熱する際は、中心温度85℃以上、1分間以上の条件が必要とされている。また 酸性条件下でも不活化されにくく、乾燥にも強いとされており、手指やトイレのドアノブなどが感染源と重要視され、このため人から人へ容易に感染するそうです。
 また ノロウィルスだけでなく一部の細菌では酸への抵抗性があり、胃酸で殺菌されにくいと考えられていて、食品とともに胃を通過して発症を起こすこともあるそうです。加熱や乾燥だけでなく、食品を冷凍処理することで、一部の感染性微生物を殺滅できることが知られています(特に寄生虫、代表例ではアニサキス ただし 例外もあります)。
 以前、公衆衛生をされてる獣医師と雑談をしていて、あまりにも無農薬野菜も危険すぎるといわれてましたが、胃酸で殺滅できない菌もあるということでしょうか?
では、電子レンジではどうだろうと疑問点もわいてきましたので、後々 調べる機会がありましたら、ご報告したいとおもいます。
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