お金はあまりかからないが家族の努力と協力は必要な「賢い子育て」 :小学生編の方針=社会性・感性・知性を伸ばし、世界で生き抜くたくましい日本人を育てたい/現実に即して書く。
■小1プロブレム」とその対策 その5
2.発生の要因と対策
要因1 未熟な子供 その4 ※差別しているわけでも邪魔だと言っているわけでもない。事実・現実を知らずに対策をたてることはできない。
■「社会性が育っていない子」への対策 〈願参照 前回の内容〉
○家庭の対策・・・子が社会性を獲得していく《最初で、最大の場》は家庭。家庭が失敗しつづけたら、他の場所でははっきりいってお手上げ。
A 子を愛しましょう。
・「子どもは国の宝」と言われるが、その前に「親の宝」「家族の宝」。あらゆる生命体は、自分の子を一人前の大人にするために全力を注ぐ。この大自然の摂理からはずれたら、あらゆることが狂ってしまうのは当然だ。
一時のセックスの楽しみのために子が生まれたのなら、心を一新して、親にならなければ子育てはできない。《妻と母》、《夫と父》の両方の生き方をしなければいけない。
哺乳する女のほうが、働く(闘う)男より現実的で粘り強い心身をもっている。だから、9歳までは母親がしっかりしていれば子はすくすくと育つ。
ただし、9歳ごろからの男の子の場合は、生き方のモデル(=手本)としての父親の役割がとても大事。母親だけではなかなかに難しいので、離婚した母子家庭の場合は、工夫されたがよい。例えば、《母親が父親の役割も果たす(その余裕と能力があれば)》、《祖父や叔父などの親族に頼む》、《身近な男性に頼む》など。
B すぐに助けをもとめましょう。
・はっきり言えば、子の社会性が発達しないのは親(どちらかの親、または両親)の悪影響の場合がほとんど。
だから、自分(親)が変わる(=例えば「地域や職場できちんと自分から挨拶する」など、頑張って社会性を身につける。)覚悟や自信がないなら、すぐに誰かに・どこかに相談すべきです。親族や一族、自治体の子育て支援機関、NPOなどの民間組織もある。
ただし、公的機関の職員(教員、相談員など)のなかには、たまに仕事のできない人間もいるので見分ける必要がある。
C テレビ、テレビゲーム、ゲーム機から離して、現実の生活に切り替えさせましょう。
・今の地上波テレビのほとんどは、残念ながら(なかなか信じがたいでしょうが)戦後の帰化人や在日外国人や新興宗教団体(…学会)などの大きな影響下にある。NHKでさえ怪しくなっている。
ようく観察したら、いつも出演している、もてはやされている、芸能人・タレント・お笑い芸人・コメンテーターなどの多くは、その関係の方々がとても多いことに気づく。
伝統的日本人(=少なくとも明治時代以後は日本人の家系である人。前記宗教団体に所属していない人)は、とても少なくなってしまっている。
だから、視聴率は軒並み下がり続け、広告料を下げてもスポンサーが減り続け(=だからパチンコなどのCMが増えている)、番組制作費が減っているので《安上がりな番組》が増え、くだらない、どうでもいい番組が増えている。
こんな低俗で・知性の欠けた番組を子に見せ続けたら、必ず子に悪影響がでる。(※幼児の場合は「良い番組」でも悪影響のほうが大きいので要注意。)
私の子の場合・・・5歳までは夕方以降のテレビなし(昼間は祖父母と共に観ていた)。6歳から「学校での社交」のためやむをえず《1週間のうち5つの番組だけ》子に選択させてみせた。夜はたっぷりひまがあるので、毎日、花合わせ(花札)・トランプ・将棋(山崩し、歩まわりなど)・五目並べ(碁)・マージャン(簡単なルール)などの《人間どうしの現実的なゲーム》をして家族で楽しんだ。他には、絵本を読んだり話をしたりなど。おかげで(?)、塾に行かずに旧帝大に現役合格した。
・テレビゲームやゲーム機・・・最大でも、一日30分限定を。目にも脳にも、人間間のコミュニケーション能力にも悪影響。させないのが最善だが。
※実話・・・若い父親が子とゲーム機争い(どちらが使うか)をしていた家庭があった。その男の子は《小~中学校で完璧な不良》になった。
~次回から、要因2 学校と教職員~
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作品「赤」piece12:寺井紅尾の超細密画の1/30分割(ほぼ原寸大:原画はB4版) ※原画は虫眼鏡で見ないと細部はわかりづらい。この画像は荒いので拡大してもよくわからない。