(24) 日中関係Ⅲ (昭和20年:1945~現在) -15(完)-
■この項の評価まとめ
点数をみると、育鵬社・自由社の2社と、他の6社は大きくちがいます。
・前2社は、《「戦後歴史教科書」を批判して作られ、2001年に検定を通過した「扶桑社本」》を源流として生まれた教科書です。<ウィキペディア:新しい歴史教科書をつくる会>
・東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院の5社が、従来の「いわゆる戦後歴史教科書」に当たると思います。
・学び舎本は、今回(h27年度採択、28~31年度使用)から参入した教科書です。<学ぶ会>
大きく見れば、「いわゆる戦後歴史教科書」の仲間に入ると思います。ただし、その編集、表現は他社すべてと比べてとても変わっています。
(唯一、朝鮮半島の「慰安婦」に言及し、資料として「河野洋平官房長官談話」を掲載しています。)
■用語・・・以後、便宜上、上記6社の「いわゆる戦後歴史教科書」を「戦後型歴史教科書」と、育鵬社本と自由社本を「脱戦後型歴史教科書」と呼ぶことにします。
~次回から、(25)近代以後の日露関係~
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《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》