やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】351  (24) 日中関係Ⅲ (1945~現在)15 <評価まとめ>この項:完(次は近代以後の日露関係)

2017年11月14日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

(24) 日中関係Ⅲ (昭和20年:1945~現在) -15(完)-  

■この項の評価まとめ

 

 点数をみると、育鵬社・自由社の2社と、他の6社は大きくちがいます。

・前2社は、《「戦後歴史教科書」を批判して作られ、2001年に検定を通過した「扶桑社本」》を源流として生まれた教科書です。<ウィキペディア:新しい歴史教科書をつくる会

・東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院の5社が、従来の「いわゆる戦後歴史教科書」に当たると思います。

・学び舎本は、今回(h27年度採択、28~31年度使用)から参入した教科書です。<学ぶ会> 
 大きく見れば、「いわゆる戦後歴史教科書」の仲間に入ると思います。ただし、その編集、表現は他社すべてと比べてとても変わっています。
 (唯一、朝鮮半島の「慰安婦」に言及し、資料として「河野洋平官房長官談話」を掲載しています。)

 

■用語・・・以後、便宜上、上記6社の「いわゆる戦後歴史教科書」を「戦後型歴史教科書」と、育鵬社本と自由社本を「戦後型歴史教科書」と呼ぶことにします。

 

次回から、(25)近代以後の日露関係~

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著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》