やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】350  (24) 日中関係Ⅲ (昭和20年:1945~現在)14 <まとめと考察 4-2/5 最近の日中関係、「世界と中国」> 

2017年11月13日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

(24) 日中関係Ⅲ (昭和20年:1945~現在) -14-  

■まとめと考察 4-2/5 ※まとめ表:再掲

 






 

■現代日本史における「中華人民共和国」のとても重い位置づけ(再掲)

 これからの日本の未来にとって、善きにつけ悪しきにつけ、大きな影響を与える外国を順にあげれば、今のところ、①中華人民共和国+朝鮮民主主義人民共和国・大韓民国、②米国、③ロシア、④インド、・・・と思われる。以後、この認識を前提にして考えていく。

 つまり、日本国民ならば、少なくとも①②③については、どんな国なのか、どんな国民性や民族性をもっているか、大まかに知っておく必要があるということ。

 

2 「最近の中華人民共和国の国内の状況」の描き方

 この項目については比較評価しない。日々メディアによって膨大な「中国情報」が流されているし、「中国共産党」が、実は ”明日をも知れない状況” のように見えるから・・・ちらっと見かけたネット記事に、《最近は、中国共産党員は、人民一般が目にする場合は、肩書から「中国共産党員」という項目を消している。不利になったり、恥ずかしかったりするから…》というもの。かつては栄光の肩書だったのに… (※将来(数年先も!)どうなるかは不明。棲んでいるのが日本民族ではないので、私にはほとんど予測不能)

 

3 「最近の日中関係」の描き方

● 「尖閣諸島周辺の領海侵犯」について書いていない。 → × 5社:東京書籍、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎。

※「度重なる領海・領空侵犯」は世界の普通の国では「実力排除」が当然であり、「武力紛争(戦争)」になる非常事態。日本でも戦前なら確実にそうなる事態。それぐらいの「重大な事態(目の前にある現実)」を書かないということは…

 5社は明らかに、《日本国民に上記重大事実を知らせたくない》ということだから、①愛国心がまったくない、②実は中華人民共和国の側に立っている、③実は中華人民共和国や朝鮮半島の「世論工作機関」となっている、あるいは、④《中華人民共和国の暴力・武力・影響力・経済力などに屈している(おびえている)》、⑤日本共産党の影響下にある、⑥「米国の対日警戒(支配)勢力」の影響下にある、などのどれか、あるいは、複数だと、論理的に推理することができる。

 

(※ここで、2度もPCが凍り付きました。記憶をたどると、中華人民共和国関連の”例えば「天安門事件」などの刺激的な言葉”を入力しているときに何度か同じようにフリーズしたような… もしかしたら何らかの妨害行為かも??? 日本政府は、「民間や個人までカバーしたサイバー空間防衛」をしているのだろうか、あるいはする計画があるのだろうか? /PCの強制終了でやり直すしか方法がありませんが、この「gooブログライター」がいつも自動バックアップをしてくれているので助かっています。)

 

4 「世界的な中華人民共和国の”脅威”(覇権主義)」の描き方

● 書かない。 → × 上記3と同じ5社:東京書籍、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎。

※今回の「トランプ大統領の東アジア歴訪」で明らかになったように、習近平(夫妻)の率いる中華人民共和国は、《自由・民主・法治を無視した(=踏みにじる)共産党独裁国家》。南シナ海の領土・領海に関する「国際裁定書」を「紙屑」と言う国は、いちおう国際法(※国連憲章など)を尊重しているほとんどの世界各国にとって、明らかな脅威であることは、もう世界周知の事実なのに。

● あいまいに表現している。 → △ 教育出版。

※教育出版は変わりかけているのかもしれない。今年度(h29)の小学校道徳教科書の採択時に、(日本)共産党が教育出版本の採択について各地の教育委員会などに妨害活動を続けた。その理由が、どうやら、《教育出版の道徳編集部員が育鵬社とつながっている》、《安倍首相の写真を使っている》などらしい。

 「愛国心」という言葉をいまだに敵視したり警戒したりする日本人がいるが、実は《国民に「愛国心」がなければその国は崩壊する》というのは、歴史的教訓だ。

 最近、「グローバル資本主義の弊害(=産業の寡占化、富裕層と庶民の経済格差、「拝金主義」の横行・拡大、国際移民の拡大、など」が世界中にひろがったことで、「まっとうな愛国心」や「異文化・異文明への慎重な対応」が世界中で見直されている。

(※グローバル資本主義の利点は、《世界中で莫大なカネが手に入る》 → 《世界中の競争相手をつぶすことができる》ということでしょうか。数千年以上にわたる「」「共生共栄の心」をひきつぐわが国日本は、決してその利点を利用してはいけません。まちがいなく日本のよさが失われ、世界中の「信用」も失います。)

 日本人も堂々と「愛国心」という言葉を使うべき時代になったと思う。わざわざ「国を愛する心」と言いかえる必要(あるいは、ゆとり)はなくなったと状況判断していますが… あなたはどう思いますか?

 

次回、5/5 日中関係Ⅲの総まとめ評価~

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著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》