言い訳はどう言ったところで言い訳にしかならない。暫く何も更新しなかったのは、いろいろあったからと言っても言い訳になってしまう。そうした言い訳を含め、いくつかの報告をしなければと思ってメールをしたKSKから馬喰町に行こうと返事をもらった。いつも楽しい居酒屋を教えてくれるから今回も二つ返事で合流し、東京駅の地下ホームから帰宅ラッシュの総武線に乗り込んだ。
日没後の馬喰町の問屋街はすっかり静かだった。暗くなった問屋街を居酒屋を求めて彷徨う。大通りから一本入った路地に目的の看板を見つけるとポツリと雨が当たった。グレープフルーツサワーが絶品だという話だが一杯目はビールをもらう。あえて小サイズの生ビールを頼むと不思議そうな顔をした。
開け放った戸口に一番近い席で暖簾の外の雨を眺めながら二杯目を頼んだ。しっかりと絞られて果肉が入った美味いグレープフルーツサワーを飲みながら〆鯖やら鰯の刺身を食べる。雨足が強まっているようだ、傘を持っていないのだから雨が上がるまでは飲み続けなくてはなるまい。
雨が上がったから店を出たのか、店を出ると雨が上がっていたのかは定かではない。とにかく最後の一杯も小サイズの生ビールを飲んだことだけはしっかりと覚えている。雨に濡れた道を駅へと歩きながら馬喰町の駅へ向かう。道を覚えようと思いながら気付くと駅の入口に到着していた。次に来るときもきっと迷うに違いない。美味しいグレープフルーツサワーへの道はどうにも険しい。
日没後の馬喰町の問屋街はすっかり静かだった。暗くなった問屋街を居酒屋を求めて彷徨う。大通りから一本入った路地に目的の看板を見つけるとポツリと雨が当たった。グレープフルーツサワーが絶品だという話だが一杯目はビールをもらう。あえて小サイズの生ビールを頼むと不思議そうな顔をした。
開け放った戸口に一番近い席で暖簾の外の雨を眺めながら二杯目を頼んだ。しっかりと絞られて果肉が入った美味いグレープフルーツサワーを飲みながら〆鯖やら鰯の刺身を食べる。雨足が強まっているようだ、傘を持っていないのだから雨が上がるまでは飲み続けなくてはなるまい。
雨が上がったから店を出たのか、店を出ると雨が上がっていたのかは定かではない。とにかく最後の一杯も小サイズの生ビールを飲んだことだけはしっかりと覚えている。雨に濡れた道を駅へと歩きながら馬喰町の駅へ向かう。道を覚えようと思いながら気付くと駅の入口に到着していた。次に来るときもきっと迷うに違いない。美味しいグレープフルーツサワーへの道はどうにも険しい。