「バウハウス・デッサウ」展を見てから久しぶりに上野を歩いた。日が暮れて暑さも和らいだ頃に不忍池の辺りを行く。池をぐるりと囲んだ提灯の赤が浮かび上がっている。少しだけ涼しい風を受けて、ここで飲むのも良いかと思うけれど、もう少し頑張ろうと屋台の横を通り過ぎる。ケバケバしい湯島の街を抜けるとシンスケが見えた。カウンターに座り、一合徳利の冷やを飲む。そうしてラクレットやらスペアリブやらを目に付くままにつまみ、相方が席を外した隙にもう一合を頼んだ。戻った相方は随分ゆっくりと飲んでいると思っているかもしれないが、実はいつもどおりに飲んでいる。きっと気付かれていないだろうと思いながら穴子の白焼きを頼んだ。カリッと焼かれた肉厚の穴子と冷酒、夏は楽しい。
「宮脇俊三と鉄道紀行展」の後には、九段下に向かった。九段会館のビアガーデンで暑気払い。夏に入ったばかりで暑気払いというのが適切でないならば、どうでもよい。とにかく日が暮れかけてきたころからビアガーデンでビールが飲めるのは、夏の幸せ。少し早めに着いたので、あまり早いペースで飲まないように釘を刺されたが、相方の友人、YMTさんとAONさんが到着してからは、釘は抜け落ちて楽しい話につられてジョッキを重ねる。釘が抜けたからか、ビアガーデンの開放感からか記憶が断片的になってしまったことに気付き後悔したのは翌日。開放感というのは歳を重ねるほど微妙な重みが加わっているのかもしれない。
そして何も予定のない休日、市ヶ谷にあるインド雑貨店の展示会に行こうと出支度をしているとYRKさんが近くまで来ているというメールが届いた。一緒にインドの布などを眺めて堀端と線路を下に見ながら飯田橋まで歩いた。キャナルカフェに到着した頃には日も傾いて随分涼しい。アルコールが飲めないというYRKさんは味付の炭酸水を飲み、自分は目に入った広告のプラムワインを頼む。堀は淀んで緑色でも、やはり水辺は風が抜けて気持ちがいい。一杯のグラスワインをゆっくりと飲む。酔わない程度の酒、というのもまた悪くない。プラムワインは少し甘いけれどすっきりした飲み口。自宅で漬けた梅酒を思い出した。しかし飲むにはまだ早いから、しばらくは外で冷たい酒を飲むことにしよう。勿論、適量に限るのだけれど。
「宮脇俊三と鉄道紀行展」の後には、九段下に向かった。九段会館のビアガーデンで暑気払い。夏に入ったばかりで暑気払いというのが適切でないならば、どうでもよい。とにかく日が暮れかけてきたころからビアガーデンでビールが飲めるのは、夏の幸せ。少し早めに着いたので、あまり早いペースで飲まないように釘を刺されたが、相方の友人、YMTさんとAONさんが到着してからは、釘は抜け落ちて楽しい話につられてジョッキを重ねる。釘が抜けたからか、ビアガーデンの開放感からか記憶が断片的になってしまったことに気付き後悔したのは翌日。開放感というのは歳を重ねるほど微妙な重みが加わっているのかもしれない。
そして何も予定のない休日、市ヶ谷にあるインド雑貨店の展示会に行こうと出支度をしているとYRKさんが近くまで来ているというメールが届いた。一緒にインドの布などを眺めて堀端と線路を下に見ながら飯田橋まで歩いた。キャナルカフェに到着した頃には日も傾いて随分涼しい。アルコールが飲めないというYRKさんは味付の炭酸水を飲み、自分は目に入った広告のプラムワインを頼む。堀は淀んで緑色でも、やはり水辺は風が抜けて気持ちがいい。一杯のグラスワインをゆっくりと飲む。酔わない程度の酒、というのもまた悪くない。プラムワインは少し甘いけれどすっきりした飲み口。自宅で漬けた梅酒を思い出した。しかし飲むにはまだ早いから、しばらくは外で冷たい酒を飲むことにしよう。勿論、適量に限るのだけれど。
シンスケもリベンジできたようで。
何度目の暑気払いになるかわからないけど、帰国時にはぜひ一献。
日本のうまいビールとつまみで。
いつも飲んでばかりいるように思われるけれど、
そんなわけではないのです。
しかし、いつだって楽しく良い酒を飲みたいものですね。
少々酔いの回りが早くなってきた気もしていますが...。
帰国時には、是非ご一報ください。
美味いビールとつまみと共にお待ちしております。