最近バラエティー番組を余り観なくなったのだが、お見合い番組の「もてもてナインティナイン」はよく観る。以前放映されていた「沼島(ぬしま)の春」の流れを汲んだ番組で、「プロポーズ」や「ちょっと待った」は懐かしいねるとん紅鯨団のテイストが加わっている。
もし意中の女性の競争率が高かった場合、その中に飛び込む勇気があるのか?本命以外からの猛アタックを拒絶する勇気があるのか?と自分に置き換えて全く余計な心配をしてしまう。しかし妻は見方が違う。職業や離婚経験、年齢、容姿まで「お前には関係ないだろう」と思うような「母親側目線」での細かいチェックが続く。介護資格のある女性の現職が違う職種だったりすると、普段温厚で大らかな妻の突っ込みは激しさを増す。
また複数の女性候補がいる男性の場合、最後は誰に決めるのかが一番のクライマックスになるのだが、「男だったらきっとこの人」と予想する私に妻からの反応は厳しい。しかしかなり高い確率で当たるので、妻は「だから男って・・・」と呆れ顔で画面を見つめる。ある程度の年齢まで未婚だと、きっと「ここまで待ったのだから」と理想で妥協との戦いなのだろう。ただお互い軽い気持ちで参加していないので本気の伴侶探しなのだが、バーゲン会場のような争奪戦の様相にはどこか男は引いてしまうものだと思う。
最終的に大抵の男は「素っ気ない憧れの女性」よりも「そうでもないけど好意を持たれている女性」の方を選ぶような気がする。ただそれは男性側の妥協だけでは無くて、女性側にも同じことが言えるのを忘れてはいけないだろう・・・と関係者でも今後出演する予定も無いから私は無責任に思う。
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