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誕生月なのでねんきん定期便が届いた。まだまだ先だと思っていたが早ければ来年から受給出来る年齢となった。
年金受給の選択肢はご存じの通り「65歳から受け取る」「繰上げて受け取る(最大5年)」「繰下げて受け取る(最大10年)」の3つある。そしてよく登場するのがどの時点で受け取るのが一番お得なのかの指針となる「損益分岐点の年齢」である。65歳受給開始をベースとして繰り上げた場合と繰り下げた場合では65歳受給開始と比べて何歳からプラスマイナスになるかの比較である。60歳に繰り上げた場合の損益分岐点は80.8歳になり、80.8歳以前に死ねば得だが80.8歳を超えて長生きすると損になり、逆に70歳まで繰り下げた場合の損益分岐点は81.9歳。75歳まで繰り下げた場合は86.9歳が損益分岐点とのこと。もちろん「あくまでも何歳まで生きるか分からない上での」計算であるという注釈はつく。

在職老齢年金(年金が停止される)の2025年度の基準額は51万円なのでそれは加味した上で考える必要はあるが、基本的に私の答えは「60歳から受け取る」である。老後の資金はもちろん大切で無駄遣いはすべてきではないことは重々承知しているが、恐らく60歳の時の1万円と70歳の時の1万円は金銭的な価値や使い方、目的がかなり異なると思う。前者の頃は自分の趣味や余暇へ費やされ、後者の頃はそれなりに食欲も物欲も無くなっているだろうし、行動範囲も前者とは異なっているだろうが、当然医療費がかさむことは予想される。もちろんしっかり備えておきたいとは思うのだがやはり元気なうちに生きたお金として使うのが一番だと思っいる。損益分岐点は80.8歳だそうだが、そもそも受給総額のマイナスプラスの発想自体がないので元気なうちに受給する基本姿勢は変わらないと思う。

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