「キノの旅(9)」時雨沢恵一(電撃文庫・2005/11)★★☆☆☆
ご存知「キノの旅」の9巻です。さすがに手馴れた感じの小品が並んでいます。登場するのは、例によってキノ一行・シズ一行・若き日の師匠一行。例によって、淡々と旅をするキノ、破天荒な師匠と、ほぼ予定調和の世界と言っていいでしょう。この無難さは何なんだろう?第1巻を読んだときの衝撃は、今はありません。それはこの雰囲気に慣れた読み手にあ . . . 本文を読む
「美輪明宏のおしゃれ大図鑑」美輪明宏(集英社・2005/8)★★★★☆
ピンクのストライプに赤いワンピースのクラシックな装いの女の子が表紙です。作者の美意識の集成といえます。
きれいな服をお召しなさい。
美しい部屋に住んでいる人は、美しくなります。
美しい言葉を使うと世界が変わります。
今の世の中は「気品」がなくなっています。心の中に美意識や自尊心、価値観、倫理観をお持ちなさい . . . 本文を読む
「写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉」(新潮社・2005/8)★★☆☆☆
北森 鴻は基本的に好きなのですが、このシリーズはあまり好みではありません。訳は謎解きの部分が明快でないから。助手の三国視点で話が進み、終盤になって蓮丈那智が降臨するパターンは好きではありません。同じ作家なら、冬狐堂のほうがいい。もう少し謎にいたる過程を明らかにして欲しい気がします。
さて、このシリーズは、か . . . 本文を読む
お友だちから受け取りました。自分のことですが、よく分かりません。
1.回してくれた方の印象は?
パワフルで、よく気が付く人。
すごく真っ当な方なのに、突然暴走?(←某アーチスト関連)
いつもいろいろとお世話になっています。
2.周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?5つ述べてください。
① 多趣味。(確かに。節操がないかも。)
② 知ってることは何でも教えてくれ . . . 本文を読む
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年の初映画は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でした。予定ではMr&Mrs・・」のはずだったんですが、諸般の事情で・・。でも、とてもよくできたエンターテイメントでした。
このシリーズ第4作、翻訳本ではあまり好きではなかったのですが、映画はまた別物でした。たとえばクィディッチの名プレイヤーであるチュウ・チャンの魅力が描かれていな . . . 本文を読む