大和心眼ーヤマトシンガンー

情報操作、捏造、隠蔽に騙されるな!茹でガエルにならない方法

スノーデン氏の暴露本からわかるコンピュータ社会。あなたも盗聴されているかも?!

2014-05-18 17:03:46 | 茹でガエルにならない方法
こんにちは、少しお休みしてましたが、時間的余裕ができたので、アップしますね。今日のテーマは、スノーデン氏とNSAについて考えてみましょう。最近、スノーデン氏から機密情報の提供をうけ、暴露本を出版した著者であるグリーンワルド氏の講演がありました。そこでは当然、『アメリカが提供する情報よりも、多くの情報を日本は盗まれている』という発言がありました。

★スノーデン氏暴露本著者が講演「日本も情報盗まれている」




確かにそうだと思います。敗戦後、CIAにより情報操作、隠蔽、洗脳が行われてきた日本では、自らの国家としての情報を守るという意志がないようです。そのせいか、スノーデン氏の事件があっても、日本は、米国に対して抗議をしたでしょうか?あれれ、確か官房長官は、お茶を濁したような発言で、「外交ルートを通じ、確認を求めることにしていきたい」という、まこと穏やかな発言であり、正面きっての怒りの抗議は皆無ですね。そればかりか率先して情報提供しているようでが。またまたあれれ、特定秘密保護法って役立つの????

★米国の盗聴 日本大使館も?



日本大使館も当然、対象になっていますし、 日本国民も対象になっています。
National Security Agency(NSA)は「国家安全保障局」と訳すようですが、「セキュリティ」は「機密保全」の意味だから、「国家保全庁」が適訳だろうと軍事ジャーナリストの田岡俊次氏は言います。

下記に、岡田氏の記事があり、これにより、現在のNSAの日本での活動実体が少しは明らかになりました。あのスノーデン氏も、日本で活動していた時期があり、知的で優秀な青年であり、若くしてCIAテクニカルエキスパートになっています。(上級サイバー工作員です)

==================================
NSA特集をしたことがあり、その記者によれば、本部だけで推定2万人が勤務、米国最高の数学者、語学者、電子技術者の集団で、半導体工場まであるという。海外に無人局も含め約3000の受信所を設け、総人員は約3万人とされている。冷戦期には中国の協力で新疆にも受信所を設けてソ連の通信を傍受していた。NSA傘下には陸、海、空軍、海兵隊、沿岸警備隊などの「保全」(実は傍受)部隊計約10万人がいるとされる。CIA(中央情報局)は1万数千人と推定され、NSAは世界最大の情報機関だ。

日本でのNSAの拠点、米空軍三沢基地の「セキュリティ・ヒル」と呼ばれる一角では、冷戦終了後にかえって衛星からの通信を受けるためなどのアンテナが増え、同盟国の経済情報を狙う「エシュロン」活動が活発化していることを示していた。英国以外の欧州ではエシュロンに対する警戒が高まり、欧州議会(EU諸国から人口比で議員が選出される)は1998年にこの問題を取り上げ、2000年に特別委員会を設置して調査、01年9月に「エシュロンの存在は疑えない」との報告書を採択した。

 三沢にはNSAと米軍の「保全」部隊計約1600人がいると見られる。日本が自国も狙われている「エシュロン」のために用地を無償で提供し、「思いやり予算」で電気、水道、ガス代や、周辺で働く基地従業員の給与を負担し、宿舎の建設もするのは滑稽の限りだ。
==================================
スノーデン暴露で欧米に大波乱 日本も狙う米情報機関NSAの正体 ダイヤモンドオンラインから引用

http://diamond.jp/articles/-/38006


さて、本日の問題は、NSAにより世界中から情報収集するネットワークの問題です。スノーデン氏は、グリーンワルド氏に秘密情報を託し、暴露するように粘り強く働きかけました。その一つの結論が、先日世界一斉に緊急出版された『NO PLACE TO HIDE』(スノーデンが私に託したファイル)により明らかにされました。

少し見てみましょう。


スノーデン氏によって明らかにさらた監視プログラムは、アメリカ国民を監視対象として、その他に世界の何十もの国々に大規模な無差別監視の標的にしています。NSAと密接な関係にある英語を話す諜報同盟国は、「ファイブ・アイズ」と呼ばれており、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(A層)のみが、情報の共有関係にあるようです。

また、限定的な協力国として、オーストリア、ベルギー、チュコ共和国、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、ハンガリ、アイスランド、イタリア、日本、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ(B層)をあげており、特定の活動に協力しつつ、同時に監視もされている国々だということです。

例えば、この中には、2013年3月8日から1ヶ月間、NSAの一部署は、アメリカ国内の通信システムを通過する30億件のメールと通話データを収集しているデータが掲載されていました。
世界中から収集したデータは、メール970億件以上、通話1240億件以上というのですから、まさしく『すべてを収集する』というシステムが完成しているようです。

さて、それにしても、他国の情報をどうやって収集しているのでしょうか?

それは、各国にある自前の顧客情報を提供してくれる民間のインターネット企業や電話会社だということです。(当然日本の通信会社もありますよね)

NSAは、民間企業とパートナーシップ契約を結び、主力の業務を多くの外部企業に委託しています。NSA自体の職員は、約3万人ということですが、他に6万人と業務委託を結ぶことで、重要な業務をこなしているようです。
スノーデン氏の場合は、実際の雇用主は、デルやブーズ・アレン・ハミルトンということで、民間人としての立場を保持しながら、秘密情報へのアクセスを許されていたということです。

米国内の電気通信会社は、海外の通信会社とシステム連携しているので、米国内の電気通信会社は相手国に情報をえると、NSのデータベースへ転送しているということです。当然、日本の通信会社のデータも、NSAのデータベースに蓄積されているでしょう。

パートナーシップを結んでいた企業名として、AT&T、HP、Motorola、Intel、Microsoft、Oracle、IBM、Verizon、Qualcomm、EDSなどの名前が上がっています。

また、国外に輸出されるサーバー、ルーターなどのネットワーク機器に裏口監視ツールを埋め込んでおり、世界中に出荷しているということが明らかにされました。最近のニュースとしても、取り上げられていましたね。

NSAは輸出するCisco製品にバックドアツールを仕込んでいた──スノーデン氏関連の新刊書が暴露

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000072-zdn_n-sci

そして、やはり大問題なのが、収集した情報の内容ということです。

NSAでは、二種類の情報を収集しており、コンテンツとメタデータということです。コンテンツとは、人々の電話通話の内容を聞くことであり、さらにWEBの閲覧履歴や検索履歴、メールやオンラインチャットも読むことも含まれます。そして、これらコンテンツに 付随して蓄積される情報=メタデータも保存しています。

Eメールの場合は、メールの送受信、件名、送信者の位置情報、また電話の場合は、発信者と受信者の身元、通話時間、位置情報、通信機器の種類などが保管されているということです。

そして、このメタデータの蓄積が問題となっています。つまり、コンテンツの場合は、予め前後関係がわからなければ、意図する情報を収集できませんが、メタデータの場合、人物名、電話番号、位置情報、交友関係、私生活での活動情報などプライベートな情報を収集されていくために、その人の私生活、プライバシーが守られないといことがあきらかとなります。ガラスばりの家で生活しているようなものですね。

例えば、インターネット企業からどんな情報を収集していたかを示す一覧表が掲載されていました。

=============================
★PRISM Collection Details

(提供していたとされる企業)
Microsoft、Google、Yahoo!、Facebook、PalTalk、YouTube、Skype、AOL、Apple

上記の企業を経由して収集可能となる情報

○E-Mail
○Chat video、voice
○Videos
○Photos
○Stored data
○VoIP
○File transfers
○Video Conferencing
○Online Social Networking details

など
============================
参考:『NO PLACE TO HIDE』から一部転載

ということは、もうおわかりですね

ほとんどが筒抜けということです。
上記の企業のネットワークサービスを利用していない人を探すのがたいへんなくらいです。


そして、今回のブログタイトル『あなたも盗聴されている!』というのは、まんざらウソではないということです。まあ、NSA側の当事者としては、当然『盗聴しています!』ということは言いませんので!

ここに面白いビデオがありますよ。

★らっきーデタラメ放送局★第76回『個人情報発信機!スマートフォン』



★らっきーデタラメ放送局★第77回『スマートフォンとNSA』



ネットサービスとして有り難がっていては、すべての情報を盗まれてしまう時代になっています。
まずは、ネットを過信せずに、上手に利用していきましょう。

アナログの手紙が一番安全なんですけどね?

それでは、また。
==============================
お ま け
===============================

まさにコンピュータシティですね。
知らない間に情報がゴッソリ取られているなんて!
何かが変わらない方がおかしいですよね。

Perfume -コンピューターシティ-



===============================



最新の画像もっと見る

コメントを投稿