タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

越佐両国之絵図

2024年01月28日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

所用で出雲崎町の中央公民館に行ったら、興味深い地図が掲示されていました。横幅が2m近くもある大きな地図です。大きな額縁に入れられ、壁にかけられていました。

その名も「越佐両国之絵図」。左下にいろいろ説明が書かれていましたが、残念ながらボクに読み解くことはできません。地図の隣には、次のような解説文が掲示されていました。こちらは大丈夫、ボクにも読めました。

なるほどね。この地図は桑名藩柏崎陣屋に備え付けられていたもので、江戸時代の文化・文政の頃に書かれたものの複製らしいです。桑名藩(三重県)の飛び地が越後の柏崎にあった(桑名藩11万石のうち6万石が柏崎ってどういうこと?)という、昔どこかで聞いた微かな記憶も蘇りました。

佐渡を地図の中央下方に大きく描き、日本海が下側にくるこの構図。ボクは今までの人生の中でこんな構図の地図を見たことがなかったので、とても新鮮に感じました。見ての通り地図はかなりデフォルメされて(意図的ではないと思いますが)描かれており、伊能忠敬が正確な測量によって作ったものとは程遠いものです。ですがこの地図には、詳細に当時の集落(村)の名称が県下全域に渡って記されています。

はい。これは、ボクの住む長岡市周辺の部分です。画像中央に描かれた長岡城と信濃川の周りに、大雑把ではありますが今も残る集落の名前をたくさん見ることができます。これが県下全域にわたり詳細に描かれているわけなので、なかなかの迫力です。思わずしばらくの間、見入ってしまいましたよ。

県下各地に今も残る地名、消えていった地名、新たにできた地名、それぞれにそれぞれの歴史があるんだろうなぁ…と思うと感慨深いですね。少なくともボクの住む周辺の歴史くらいは知っておきたいよなぁ…と思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする