衣裳の依頼のため、島根県は浜田市を訪れた。
福屋衣裳店にて、上沼田神楽に伝わる古衣裳を持参し、この復刻を依頼。
先日記事にも書いたエネルギアの助成金の活用により、伝統的な衣裳の復元、これによる神楽の復活を目指す。
詳細は後日お知らせしますね。
昼食によった「ゆうひパーク浜田」では、神楽を前面に押し出す島根県らしい壁アートを発見。石見では、毎週末、どこかで神楽が上演されているという。
秋祭りシーズンのこれからは、それこそ毎週、昼に夜にどこかで神楽があることだろう。
最後に、植田蛇胴製作所に寄り、痛んでいる蛇胴に代わる新胴の作成を依頼。
この植田さん。どうやら神楽における蛇胴を考案した人の血筋らしく、その腕は素晴らしい。
どうしても乱暴に使ってしまう蛇胴にあって、多少負荷をかけても簡単には折れない、曲がらない。竹の切り時から、和紙の調達・張り方、乾燥まで、職人の経験と知識、技術がつまっているが故だろう。
そんな蛇胴の作成も、8月は雨続き、曇り続きで仕事にならなかったとか。
和紙を貼り合わせるのりの乾燥は重要なようで、好天の今日は、日曜にも関わらず追われている仕事に精を出されていた。
(参考)
http://iwamikagura.jp/modules/isyou/content0004.html
↓天日干し中の胴たち
↓作成に使う道具にも、年期を感じる。