ちょっと話題を変えまして。
錦町には上沼田神楽と向峠神楽の2つが残っていますが、以前は、聞いたことがあるだけでも宇佐、大原、上須川、佐古か明町、木谷、向畑に神楽があったそうです。実際にはもっとあったんでしょう。これらは高度成長期、過疎化、災害等の影響で存続が困難になり、途絶えてしまっています。地元に残る年寄りが覚えていたり、衣装が残ってたりする状況。
上沼田神楽は、過去に上須川の演目を教えてもらったことがあるそうで、上須川の楽の一部を上沼田神楽にも取り入れています。また、大原神楽の演目は、特殊な演目が伝わる上沼田神楽と共通するものもあるため、元々の流れが同じなのかもしれませんね。
各地に残っている神楽も、過疎化の流れは例外でなく、地元の若者が減る、または若者がいないこともしばしばあります。今後、どのように保存体制を整えていくかが課題でしょうね。山代神楽連絡協議会では、団体間の交流を活発にして、若者をはじめとする団員が活動し易い環境、加入しやすい環境を一緒につくっていきたいと思います。