“おせんげんさん” ポカポカ陽気に誘われて

２０１５．１２．１６（水）
静岡市の最高気温予報が、沖縄の２１度に次いで２０度と、日本で二番目に高かったこの日、
朝からのポカポカ陽気に誘われ、カメラを首にぶら下げて“おせんげんさん”に向かった。

“おせんげんさん”とは、僕ら地元小僧には「浅間（せんげん）神社」と、背後の「賎機山（しずはたやま）」の総称。遊び場だった。

冒頭写真は、初詣で準備が進む浅間神社。










自宅からは城北公園経由がいい。この公園は旧制静岡高校、新制静岡大学のキャンパス跡地。キャンパス時代のここは、当時の学生と触れ合える貴重な遊び場だったと、今、思う。
写真は、城北公園から見上げる賎機山。










城北公園の、紅葉したメタセコイア（あけぼの杉）並木を通って浅間神社へ向かう。











城北公園から数分で到着する浅間神社総門。











楼門。












テントが張られるなど、新年を迎える準備が進む大拝殿と舞殿。総門、楼門含め、いずれも国の重要文化財。
久能山東照宮、三保の松原と同様、いずれ国宝、世界遺産になるかも。もし僕らの遊び場（今も！）が国宝になるとしたら、こんなに嬉しいことはない。











賎機山の登山口となる“百段”。この階段は、登った先の麓山（はやま）神社の参道だ。











緩やかな山道。日差しが暑く、早速汗ばんできた。











途中の展望地から見下ろす、メタセコイアの紅葉が美しい城北公園。
左の白い建物は、私の書斎代わりの市立中央図書館。
背後に、私やＮ君、リョウちゃんの母校、安東幼稚園、安東小学校、安東中学校。
今年の漢字は、安保法制つながりの「安」。僕らの「安」は安倍川の「安」だ。











意識して歩いていると、様々な花が咲いていた。暖冬の影響かな？











逆光気味で霞む、駿府公園と静岡市街。背後に駿河湾。











山頂手前の桜並木。春、ここは凄く美しい。











賎機山山頂。











山頂の紅葉。











山頂から望む、紅葉越しの我が母校たち。その向こうに清水市街。











見下ろす、安東地区の住宅街。両サイドの紅葉の真ん中付近に我が家の屋根。











上りと異なるルートで下山。いい紅葉と出合った。
紅葉を楽しむ気持ちで賎機山を歩いたのは初めてかも知れない。これも、いい具合に歳をとったせいかな、なんて思ったりした。











小僧の頃、放ったらかしで、僕らの遊び場だった賎機山古墳。よく整備されたもんだ。











今は入れない石室のある洞窟。











境内へ下る。
初詣で客を迎えるサル（申）と富士。サルの顔がなかなかいい。











青空に映えるメタセコイアを見上げながら家に向かった。
結果、この日の静岡市の最高気温は２１．６度。帰宅した時は汗だくだった(^^ゞ

この頃、自然や歴史など、身近なことどもに関心が向かう自分がいる。