山の記憶 再び

「静岡のK」 山歩きの記録




コッフェル412 身延山

2011-01-24 | Weblog
2011.1.23(日)

山梨百名山、身延山(1153m)に登った。
山麓には日蓮宗総本山、身延山久遠寺がある。

麓から山頂まで、山全体が聖地であり、登山道は信者が行き交う参道として整備されている。
が、久遠寺から山頂までロープウエーで結ばれているので、歩いて登る人はほとんどいない、
山登りが好きな人を除いて…

冒頭写真は、久遠寺本堂横の登山口から約2時間で到着した山頂、奥之院思親閣山門。











有料駐車場から一般車通行止めの参道を進み、ロープウエー山麓駅越しに山頂駅を望む。
近くに見えるが、標高差は約700mある。












登山ルートを僅かに外れ、久遠寺を参拝。写真は本堂。

張られていたポスターによると、
ここでは節分、関取やタレントを招いてサイン会や豆まきが行われるようだ。











朝日を浴びる五重ノ塔。











舗装された、杉木立の中を進む登山道(参道)を登ること50分、日蓮上人が奥之院に行くときに休んだ場所と伝わる三光堂に到着。

宿坊の柴犬、ガラス戸越しにほえながら私を迎えてくれた。ガラス戸越しでよかった。
放し飼いだったら、間違いなく、私は駆け下った。本質的に、私は犬がコワイ。

写真は三光堂に鎮座される仏様。











三光堂を過ぎると、舗装道から未舗装の、いわゆる登山道にかわる。傾斜もきつくなった。












登山口から約2時間、山頂の一角に到着。











前の写真と同じ位置から南東方面を望む。

天子山塊の稜線越しに、富士山が山頂部を見せていた。手前の川は富士川。











冒頭写真の思親閣を通過して山頂へ。ここは北側の展望が開けている。












山頂から望む南アルプス。右の白銀の連なりは白峰三山(右から北岳、間ノ岳、農鳥岳)、左のピークは塩見岳。











右に甲府盆地越しの奥秩父、奥多摩の峰々。左のおおらかな山容は櫛形山。

櫛形山の右の稜線の背後に八ヶ岳の主峰、冠雪した赤岳。











白峰南嶺の峰々。中央の鋭鋒は笊ヶ岳、その左は布引山。











身延山と並び、日蓮宗の聖地とされる七面山。中央付近の雪が付いた崩れはナナイタガレ。山頂は崩れの左に位置する。

こちらの標高は約2,000m。身延山と違いロープウエーはなく、信者は「南無妙法蓮華経」を唱えながら標高差1,600mを登る。








2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
標高差700mですか (賢パパ)
2011-01-25 18:27:37
こんばんは。

もう30年以上も昔の事になりますが、野呂川にイワナを釣りに行った帰りに頂上まで登りました。

頂上の写真があるので登った事は確かなのですが、ロープウェイを使ったのかどうかは全く記憶にありません。

標高差700mですか、それなら往復歩きは時間的に見て無理そうですから登りはロープウェイを使った可能性が大きいです。

次は登りも下りも歩いてみようと思います。
返信する
賢パパさんへ (静岡のK)
2011-01-26 19:37:08
イワナ釣りもたしなまれていたのですか!まこと、多趣味な方ですね。

私はまもなく、賢パパさんがいう“人生の折り返し点”を迎えます。
後半の人生に向かって、興味が湧いたことには、意識的に一歩踏み出してみようかなと思っています。
久能山東照宮が国宝指定を受けた影響か、
最近、史跡や歴史的建造物といった文化遺産に関心が向きつつあります。
先日の安倍城跡、今回の身延山もそんな動機から登ったような気がします。
こんな思いを大切にしていきたいと思います。
返信する

コメントを投稿