山の記憶 再び

「静岡のK」 山歩きの記録




コッフェル499 霧ヶ峰から入笠山へ。花を求めて

2013-07-08 | Weblog
2013.7.7(日)
七夕のこの日、家内と花を愛でるハイキングを計画した。
私が二つの候補、霧ヶ峰と入笠山を用意したら、家内はニッコウキスゲが咲く霧ヶ峰を選択した。

なのに、冒頭写真は入笠山のニッコウキスゲとアヤメ!

結果オーライのハイキングとなった。











朝8時半前に到着した霧ヶ峰・車山肩の駐車場。
到着時は大したことなかった風雨が次第に激しくなった。











雨装備をして遊歩道に向かった。
ニッコウキスゲ、コバイケイソウ(この花が咲いているのを見たのは初めてかも!)の群生が点在していた。











風雨は一段と激しくなり、撤退を決定。
駐車場に戻ると、オリエンテーリング大会の参加者が果敢にスタートして行った。
風邪ひかないか心配になるほど、肌寒い霧ヶ峰だった。












駐車場に咲くニッコウキスゲを撮影してから、もう一つの選択肢だった入笠山へ向かい出発した。
この時点で8時45分。
行動開始が朝早いと、選択肢が広がることを実感した。











車山から約1時間で到着した富士見パノラマリゾート。
子供から大人まで、マウンテンバイクを楽しむ男女が多いのに驚いた。











スキーゲレンデではパラグライダーを始めるらしいグループも。
ここは様々なアクティビティが用意されている。











往復チケット(1人1,600円)を購入してゴンドラへ。
下の道はマウンテンバイクの通り道。











山頂駅に到着したら、早速、クガイソウ、キキョウ、ミヤマオダマキが迎えてくれた。
心配した雨はなかった。











マイヅルソウの葉には。小さな白い蛾。家内曰く「羽根を広げて休むのは蛾」












ウマノアシガタ。家内曰く「変な名前」











湿原の遊歩道を行く。まず迎えてくれたのが鮮やかな紫色。











紫色の主は、ゴンドラチケット売り場でもらった「散策ガイドBOOK」によると、
アヤメ科のノハナショウブ。











こちらはアヤメ。花を愛でながら山頂を目指すハイカーたち。











入笠湿原の標識。結構、じっくり読む人が多かった。











入笠山山頂へ向かいながら見下ろす入笠湿原。
大勢のボランティアが下草狩りに汗を流していた。











「散策ガイドBOOK」によると、キバナノヤマオダマキ。












初めて見るクリンソウの群落。











アヤメのお花畑。ハクサンフウロも点在。











ニッコウキスゲとキバナノヤマオダマキ。











アヤメと蝶。











ニッコウキスゲとアヤメ。











キバナノヤマオダマキとアヤメ。











山頂への案内看板。ここからはちょっとした山道に。











ピンボケの、久々にお目にかかったベニバナイチヤクソウ。











ダケカンバが現れ、高山らしい気持ちの良い道。











樹林帯を越え、一気に展望が広がった。背後は八ヶ岳の連なりを隠す雲。











山頂の一角に到着。
山頂付近に厚い雲を被った富士山が望めた。











山頂標識付近は凄い人口密度だった。
家内の山頂記念写真を撮って、早々に下山開始。花咲く湿原を目指した。
湿原は広く、いろいろなルートを選べる。











アヤメと蝶。以下、同じ。

































花から飛び立つ瞬間の蝶。






















オレンジ色が鮮やかなレンゲツツジ。










ハクサンフウロとシジミ?











ニッコウキスゲとキバナノヤマオダマキ。










山頂で出合った大集団が列を成して下ってくる。
私たちより先に山頂を下り始めたのに、湿原には遅れて到着。
ゆっくりと、おしゃべりと花を楽しみながら下って来たようだ。











再びクリンソウの群生。











クリンソウ、アップ。











湿原で下草狩りをしていたボランティアの皆さんが、“収穫”した下草を回収場所に持ち込んでいた。
すれ違う皆さんに、自然な気持ちで「ご苦労様!」と声を掛けていた。












花咲くバイケイソウ。「散策ガイドBOOK」には、ミヤマバイケイソウとあった。











シダの新緑と、ムラサキとオレンジ。











気持ちのいい青空が広がった湿原。











ウマノアシガタも硬質な輝きを増していた。











エンレイソウ。大きい!











凛々しいキキョウ。
イワギキョウ、チシマギキョウなど、この花の仲間たちの凛々しい姿は好きだ。










クガイソウに白い蝶。











色鮮やかなシモツケソウ。











下りのゴンドラ。八ヶ岳にかかる雲もだいぶ少なくなった。











レストランでカツカレー中辛を頼み、まずはノンアルコールで喉を潤す。











そばを食べた家内のデザートは、甘酸っぱいルバーブアイスクリーム。











帰りに立ち寄った道の駅で、真っ赤なルバーブを発見した家内は大喜び。
ジャム用に2袋購入した。

霧ヶ峰も入笠山も、今週末の3連休と翌週辺りが花の見頃と思われた。

今回の山行は499回目。記念すべき500回目は来週末に登る。
山小屋に泊まる山歩きを計画し始めている。

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三文の徳 (賢パパ)
2013-07-09 04:10:17
第一候補地が悪天候ならすかさず第二候補地に転進とは・・・早起きはするものですよねぇ。
次回がいよいよ500回目の山行ですか。
山小屋泊の山行がどこになるのか興味津々であります。
返信する
きれいな写真です (Jasper)
2013-07-09 06:48:48
kさん、おはようございます。

いつもきれいな写真で見とれてしまいます。
花もきれいで、緑もきれい。

最高な写真です。
返信する
Unknown (松理)
2013-07-09 19:13:36
 私は,静岡県から手軽で花が多い場所として真っ先に挙げるのが霧ヶ峰と入笠山名です。
 霧ヶ峰は,レンゲツツジ,ニッコウキスゲなどを求めて30回近く行き,入笠山は,昨年だけでも3回も行きました。
返信する
賢パパさんへ (静岡のK)
2013-07-09 19:22:55
霧ヶ峰での天候の急変には驚かされました。
初めて開花しているコバイケイソウの群生に出合いながら、まともに写真も撮れない状況でした。
しばらくレストハウスで休みながら天候の回復を待つという選択肢もありましたが、
午後4時には、ショートステイ先に母を迎えに行く必要があったので、
迷わず入笠山に向かうことに。入笠山では家内も大喜び、結果オーライの山旅になりました。

500回目の山行、ヤマケイの夏山特集などを引っ張り出して、目指す山を、ワクワクしながら探しています!
この時間も、山登りの大きな喜びであります。
返信する
Jasperさんへ (静岡のK)
2013-07-09 19:38:41
嬉しいコメントをありがとうございます。

実は花のアップを撮ろうとすると、ピントがなかなか合わず、イラつくことしばしば。
ベニバナイチヤクソウは、久しぶりだったので、恥を忍んで、ピンボケをアップした次第です。
家内も、私のイラつきをみて一言「新しいカメラ、買う?」と
12月の定年退職を機に、今のミラーレス一眼を卒業し、
ニコンの一眼レフをゲットしようかと企み始めています。
返信する
松理さんへ (静岡のK)
2013-07-09 19:51:35
松理さんにとっても霧ヶ峰と入笠山は花の山でしたか!
嬉しいです。

家内は、初めて行った入笠山には満足したものの、
霧ヶ峰への想いは断ち切れない様子。

近いうちに、霧ヶ峰リベンジします!
返信する
Unknown (itta)
2013-07-11 21:26:47
奥さんと楽しい時間を過ごされたようですね。

私はニッコウキスゲを見たことがありません。
とても憧れている花ですので、なんとか今年は、、
と思っているのですが、、う~ん、どうなるやらです。

ルバームも何のことだか分かりません。。
返信する
ittaさんへ (静岡のK)
2013-07-12 06:01:33
霧ヶ峰も入笠山も、これからが本格的な花シーズンといった感じでした。
ニッコーキスゲ、アヤメなど、無数の蕾が開花待ちでした。
今週末は良さそうですよ!

ルバーブはヨーロッパではお馴染みの野菜で、家庭でジャムにして食べているとのこと。
昭和初期あたりに避暑に訪れた宣教師により信州に持ち込まれたそうです。
最近では美容にいいと喧伝されたのをきっかけに人気が高まり、
今では新しい信州の名物になっています。
↓下のURLはネットで見つけたサイトです。参考にしてみてください。

http://www.iijan.or.jp/oishii/2009/06/post_1072.php

次に信州にお出かけの際は、ぜひルバーブのアイスクリームとジャムを楽しんでください!
返信する

コメントを投稿