山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

中央アルプスの三ノ沢岳

2023-07-13 | 2023山行
◎ 山の特徴
  中央アルプス主稜線から外れた三ノ沢岳(2,846m)。ゴツゴツ岩の宝剣岳から西側に派生した独立峰です。
  メインルートから離れているので、訪れる人は少ない。ハイマツの中に登山道が通じ、お花畑が点在している。
  今回は、長野県在住の友人と歩いた。

  
◎ 山行日  2023年7月11日
  下界は晴れていたが、ロープウエイ終点の千畳敷は雲の中。歩き始めから登山道周辺はチングルマなどの花でいっぱい。
  稜線に着くとガスと強風で、身体の芯まで冷える。山にかかった雲は取れず、三ノ沢岳の山容を目にすることはなかった。
  一方、思った以上に花が多かった。強風で撮影に手間取ったが、山中6時間、山の花を堪能した。



  歩き始めから小さな花が一面に咲いていた。




  主役はチングルマ




  チングルマ




  すでに果穂となっているものも




  次に多いアオノツガザクラ




  地面を覆うように咲いている




  主稜線に出るとヨツバシオガマ




  ガスと強風の中、近くに雷鳥親子。子供は1羽と思っていたら、親鳥の下に4羽がうずくまっていた。




  親鳥には赤と青色の足輪が付いていたので、木曽駒ヶ岳で育てた個体と思われる。




  ハハコヨモギ









  ミヤマシオガマ









  コイワカガミ




  花が小さいハクサンシャクナゲ









  ハイマツの下にコケモモ




  ミヤマダイコンソウ




  前半は腰上までのハイマツ帯の登山道。後半は低いハイマツ帯。




  足元にツマトリソウ




  ゴゼンタチバナ




  山頂近くの斜面にお花畑が現れる。




  シナノキンバイ




  ハクサンイチゲ









  ハクサンチドリ









  帰路の稜線に、水滴をまとったヒメウスユキソウ(別名コマウスユキソウ)。
  中央アルプスの固有種で、ウスユキソウの中で最も小さいとのこと。









  今年は花の時期が早まっているようで、想像以上に山の花に出会うことができた。
  二人とも70を過ぎ、ここに来るのも最後かと話しながら歩いた。印象深い山行でした。   
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