山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

ワタスゲ揺れる巻機山

2021-07-24 | 2021山行
◎ 山の特徴
  新潟と群馬の県堺にある巻機山(まきはたやま1,967m)。草原や低い笹で覆われた穏やかな山容です。
  百名山だけあって人気の山。いっとき、オーバーユースで植生が破壊されて問題となりました。
  晴れていれば、谷川連峰や越後三山、尾瀬の山々が見渡せる。
  今回は、登山口の桜坂(約680m)で車中泊して、標高差 千3百mの井戸尾根を往復した。

◎ 山行日  2021年7月23日
  長丁場なので朝4時過ぎに歩きだす。山の上半分がガスで覆われていた。まずは前巻機山(通称ニセ巻機山)を目指す。
  ほぼ直登の登山道はキツい。後から来た人に、次々に追い越されていく。
  ニセ巻機山には、白い果穂のワタスゲがたくさん見られた。目の前には巻機山の大きな山容が横たわる。
  ニッコウキスゲやタテヤマリンドウなど花盛りで、疲れを忘れる思いです。牛が岳まで稜線漫歩をした。
  長い下りは堪えたが、山中9時間かかって歩き通せた。草紅葉の秋に再訪したい山です。




  前日の夕方、駐車場から見上げる天狗岩。明日は、この岩峰を横に見ながらの尾根歩きです。




  最初はブナ林の登山道




  天狗岩の手前がヌクビ沢。50年程前の夏に登ったな。所々に雪が残っている。




  やっと天狗岩と同じ高さに。青空がのぞき、ブナ林に代わって明るい草原となる。




 「キンコウカ」




 「キンコウカ」




 「オトギリソウ」




 「オトギリソウ」




  せっかちなナナカマドの紅葉




 「ニッコウキスゲ」




  山頂部にたくさん咲いている。




 「ニッコウキスゲ」




  穏やかな山容の巻機山

 初めて訪れたのは50年ほど前。それまで北アルプスや八ヶ岳、奥多摩などの山しか知らなかったが、豪雪地帯の巻機山にすっかり魅了された。穏やかな山容や草原に点在する池塘など…。以降、新潟や東北の山に行くようになった。巻機山には春と秋に沢登りを含めて5回ほど訪れた。




 「ハナニガナ」




 「シロバナニガナ」




 「ハクサンボウフウ」




 「キオン」




 「ハクサンフウロ」




 「タテヤマウツボグサ」




 「池塘」




  池塘の中に生育するエゾホソイ?か




  すぐ脇には食虫植物のモウセンゴケ。結構、トンボが犠牲になっていた。




 「タテヤマリンドウ」




 「タテヤマリンドウ」




 「コバイケイソウ」




 「コバイケイソウ」




 手前がワタスゲ、奥がコバイケイソウの群落




  草原にワタスゲの白い果穂が風に揺れる。




 「ワタスゲ」




 「ワタスゲ」

 ほぼ50年ぶりの巻機山。それも花の時期は初めて。山中9時間行動はキツかったが、とても素敵な時間を過ごせた。 
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