山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

秋の入口 湯ノ丸山

2022-09-17 | 2022山行
◎ 山の特徴
  長野と群馬の境近くにある角間山(1,981m)、湯ノ丸山(2,101m)、烏帽子岳(2,066m)。
  湯の丸高原は6月のレンゲツツジが有名で、牛の放牧地となっている。標高1700mの地蔵峠から登山道が整備されている。
  今回は、地蔵峠から群馬県側に下った鹿沢温泉から3山をつなぐ周回コースを歩いた。
  この3山はとても明るい雰囲気で、信州の山々が一望できる。夏の名残り花や秋の花に出会えた。

◎ 山行日  2022年9月16日
  鹿沢温泉手前に駐車。久し振りに天気がいい。角間峠まで登山道が2本あり、今回は少し遠回りコースを歩いた。
  幸い、朝日に輝く湯ノ丸山や角間山を見渡せた。角間山では誰にも会わず、四方の山々をゆっくり眺めた。
  さすが人気の湯ノ丸山や烏帽子岳では登山者に行き会ったが、9月の平日なのでそれほど喧騒感はなかった。
  道沿いには、黄色い小花のイワインチンや紫のリンドウがたくさん咲いていた。山中8時間、展望と花を楽しめた。




  鹿沢温泉の登山口には西堀栄三郎作詞の雪山讃歌碑がある。京大山岳部の活動山域だったようです。




  しばらく行くと、牛が出入りできない柵があった。そう、ここ一帯は牛の放牧地。




  朝の湯ノ丸山を仰ぐ




  角間山に向かう。背の低い笹にシラカバやダケカンバがあり、とても明るい雰囲気。




 「アザミ」




 「ツリガネニンジン」 夏の名残り花




 「アキノキリンソウ」




 「ヤマハハコ」




 「オヤマリンドウ」 角間山の途中、朝日に輝く。




  角間山の山頂。バックにはこれから登る湯ノ丸山と烏帽子岳(右)




  北側には、四阿山(あずまやさん)と根子岳(左)




  東側には、浅間山(奥)に続く高峰高原の山々。
  西側には雲海上に北アルプスが確認できたが、写真ではムリ。




  湯ノ丸山北峰から本峰




  石だらけの湯ノ丸山山頂。バックは浅間山系。




 「ハクサンフウロ」 夏の名残り花




 「マツムシソウ」 これも名残り花




 「マツムシソウ」




 「イワインチン」 稜線の道沿いに咲く。今が盛り。




 「イワインチン」




 「イワインチン」




 「オヤマリンドウ」 今が盛り




 「オヤマリンドウ」




  烏帽子岳の山頂。バックは湯ノ丸山




 「オヤマボクチ」 花の後




 「ヤナギランの果穂」




 「ヤナギランの果穂」 綿毛の中に小さなタネがたくさん。




  ナナカマド 実が赤くなりだす。紅葉はまだ先。




  秋の気配を感じる




  帰路は、レンゲツツジの低木が点在するコンコン平の中を歩く。毒のあるツツジが放牧地に生き残っている。
  牛が通る道なのか、所々、踏み跡でえぐれていた。こんな道を歩くのは初めて。誰にも会わず。




 「ウメバチソウ」

 はじめての山でしたが、展望よく、秋の花も多く、とても明るい雰囲気を堪能できた。
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