山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

房総半島一望の高宕山

2017-02-23 | 2017年山行
◎ 山の特徴
  房総半島のほぼ真ん中に高宕山(たかごやま 330m)があります。標高が低い割に谷が深く、山深い雰囲気を味わえます。
  山頂近くの断崖に源頼朝ゆかりの高宕観音堂があります。地元では古くから雨乞いの山として信仰されていたようです。
  高宕山を挟んで石射太郎(岩峰240m)と八良塚(はちろうづか342m)が連なり、林道でつなぐと周回コースが取れる。
◎ 山行日  2017年2月16日
  高宕林道奥に駐車。登山口には「天然記念物 日本ザルの生息地」の看板がある。杉林の中を20分程で石射太郎に到着。
  北に鹿野山(かのうざん)、南側にこれから行く高宕山や八良塚が確認できた。登山道の大半は関東ふれあいの道となっている。
  高宕観音堂や山頂からは、房総の山々や東京湾の上に浮かぶ富士山が一望できた。5時間で周回できたが、最後は足が重かった。
  花や新緑にはまだ早く、鳥もさえずっていなかったが、静かな木洩れ日の登山道を歩いて、いい足馴らしができた。






 「スイセン」
  石射太郎の山頂に咲いていた。このほかにスミレを2輪とツバキだけしか見られず、花の季節にはまだ早かった。

 





 「石射太郎の岩峰」
  以前に死亡事故があったため、今は立ち入り禁止となっています。

  




 「石射太郎のいわれ解説」
  伝説の巨人「台田久保」は、千葉なまりで「デーデッポ」とか「デイダラボッチ」と呼ばれるそうです。






 「高宕山を望む」
  中央の峰が高宕山、その左奥に八良塚。






 「木洩れ日の道」
  コースの大半が関東ふれあいの道として整備されていて、とても歩きやすい。






 「高宕観音への石段」
  平坦な尾根道を進むと、いきなり人工物の狛犬と仁王像、その先に急な石段が現れた。





 
 「あうんの仁王像」
  風化して所々欠けてしまい、苔むしていて、時代を感じます。






 「源頼朝ゆかりの高宕観音堂」
  石段を登り切ると、稜線の断崖を背にした観音堂が現れた。こんな山奥に古人がよく造ったものだと感心します。






 「観音堂からの眺め」
  房総の山々が一望できる絶景スポットです。






 「岩のくり抜き道」
  観音堂の脇に岩のトンネルを抜けて高宕山に向かった。房総の山は岩が軟らかいので、細工しやすいようです。






 「高宕山に近づく」
  低山とは思えない奥深い雰囲気です。






 「高宕山の山頂」
  岩場の狭い山頂には、雨乞い伝説にまつわるお釜が置かれていた。東京湾の上に富士山がうっすら浮かんでいた。






 「高宕山探鳥路の野鳥」
  石射太郎山、高宕山、八朗塚山、巡回路を歩いて、林道に下りた。
  新緑前のこの時期は、花もなく、野鳥は、空に旋回するトンビしかいなかった。


  



 「素掘りトンネルの林道」
  房総の山は、砂を含んだ軟らかい岩が多く、素掘りのトンネルがたくさんある。穏やかな春の日差しのなか、展望の山歩きができた。
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