山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

千曲川源流は苔の世界

2024-09-08 | 2024山行
◎ 山の特徴
  山梨(甲州)、埼玉(武州)、長野(信州)の県境にある甲武信ヶ岳(こぶしがたけ 2,475m)。
  この山の長野県側に千曲川・信濃川の最源流がある。新潟の日本海まで約350kmの最初の一滴。
  今回は、高原レタス産地の川上村にある登山口から十文字峠、大山、三宝山を経て甲武信ヶ岳へ。
  その後、千曲川源流を下る、時計回りの周回コースを歩いた。
  前半の尾根歩きから苔の世界。花は終わっていた替わりに苔に魅せられた。

  
◎ 山行日  2024年9月6日
  登山口の駐車場から夜明けを待って朝5時過ぎに出発。天気はいいが、暑くなりそう。長丁場なので心して歩く。
  歩き始めから苔の多さに圧倒される。花が咲いていない分、撮影に時間をとらわれず、順調に歩を伸ばせた。
  埼玉(東側)からガスがあがり、高曇りで日差しも弱く、思ったほど暑くなく助かった。
  甲武信ヶ岳までの登り下りはキツかったが、6時間半で無事到着。あとはメインの源流下り。
  沢沿いも苔の世界。苔の中を水が流れる景色が印象に残った。
  山中に10時間あまり、苔の世界にたっぷり浸った。



  千曲源流狭霧橋  十文字峠に向かって千曲川を渡る。




  十文字小屋  歩き出して2時間あまり。十文字峠にある山小屋に到着。ここ一帯はアズマシャクナゲの群生地。




  埼玉(右)と長野(左)の県境稜線を大山に向かう。岩と木の根が張り出す。




  大山山頂直下の岩場  この稜線には所々に大岩が現れる。




  大山の山頂  サルオガセをまとった枯木




  八ヶ岳連峰




  苔




  苔




  ふかふかの苔  種類が多く名前は分からず。




  白い苔 地衣類か




  苔にきのこ




  苔にきのこ




  なめ茸か?




  白いきのこ




  尻岩  まさに。




  三宝山への登山道はシラビソ林と苔が続く。




  三宝山(2,483m 埼玉県の最高峰)  木々に覆われて展望が僅かだが、甲武信ヶ岳が間近に見える。





  甲武信ヶ岳の山頂  百名山マニア向けに大きな標識




  山頂から振り返った三宝山  どっしりした山容で、山頂手前に白い三宝岩が目につく。




  山頂から千曲川の源流域  手前の日陰になった右斜面の沢沿いを下る。




  千曲川信濃川水源地標  




  水源の沢




  左上にある黒い岩の下から冷たい水が流れ始める。




  下流に向かって進む




  苔で覆われた岩の間を水が流れる。




  下流へ進む  




  水源から1時間ほど歩くと、小滝が多くなり、水量も増える。





  アップで苔




  苔の森




  白穂のようなスギゴケの胞子のう

 長丁場の行動で疲れたが、足元の苔に癒やされ、遠路、日本海に流れる水の始まりを体感できて良かった。 
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