山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

冬の蓼科山(2022/2)

2022-02-15 | 2022山行
◎ 山の特徴
  八ヶ岳連峰の北端にある蓼科山(たてしなやま 2,531m)。円錐形の美しい山容から諏訪富士とも呼ばれている。
  2018年以来、2度目の雪山登山。前回はガスと強風で景色なしの寒い印象ばかり。
  反して、今回は、素晴らしい景色が待っていた。前回と同じ旧友と3人、すでにアラ古希となって登った。

◎ 山行日 2022年2月14日
  前夜に20センチほどの積雪。白樺高原国際スキー場のゴンドラリフト終点(約1,800m)から蓼科山の丸い山頂が見える。
  風もなく日差しもある。スノーシューやワカンを履いて歩く。カラマツの霧氷がきれい。
  ほぼ直登ぎみの登山道。登るにつれ傾斜が増す。さらさらの粉雪で助かるが、膝下のラッセル歩行は疲れる。
  時々、股まで潜り、足を抜くのに難儀する。
  最後の急登で広い山頂に至る。360度の素晴らしい展望。1時間ほど楽しんだ。
  



  リフト終点から蓼科山の山頂が見える。




  スノーシューに履き変えて、カラマツの森を行く。




  凍りついたサルオガセ




  ダケカンバ




  カラマツの霧氷




  カラマツの霧氷




  蓼科神社の鳥居を通りぬけていく。




  途中で見たカモシカの足跡。以降、カモシカの生態に詳しい同行者からレクチャーを受ける。




  これはカモシカが剥皮したウラジロノキ。樹皮が全周食べられているので、この木は枯れてしまうとのこと。




  剥皮して露出した幹に無数の歯形がついている。この部分が甘いとのこと。




  カモシカの通り道には、シラビソの幼木の幹や新芽が食べられている。
  以上、自然観察教室でした。




  傾斜が増して、膝下のラッセルがきつくなる。




  振り返ると、北アルプスの鹿島槍ヶ岳が壁のように見えた。




  股関節がだんだん痛みだす。




  稜線上にある蓼科山荘




  ここから見上げる蓼科山の山頂。ルートは直登、さらに傾斜が増す。




  森林限界を超えて。遠く、北アルプスがきれい。




  山頂直下の雪面。背後に白い浅間山。




  シュカブラ(風雪紋)で覆われた広い山頂




  ここから、山頂からの眺めです。
  南には八ヶ岳。手前に頂上小屋の屋根が雪で埋まっている。




  八ヶ岳の広い裾野。遠望は南アルプス




  南西には御嶽山




  北アルプスの山並みがノコギリ刃のよう。




  北には、遠くにある頸城山塊の焼山(左)、火打山(中)、妙高山(右)




  北東には浅間山




  山頂部の中央に蓼科神社の奥社(奥は穂高連峰)。夏は大岩がゴロゴロの山頂です。




  小さな奥社。しゃがんだら太もも裏がつる。以後、だましだまし歩く。




  ゴロゴロ岩の上に積雪。強風で雪が締まり、きれいなシュカブラが出現




  シュカブラ




  いつまでも眺めていたい景色

 風もない山頂で1時間近く景色を堪能。
 のんびりしすぎて、帰りのリフト最終4時半まで1時間。山頂から黙々と必死に下り、ギリギリ間に合った。

 素晴らしい景色をありがとう!
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