山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

山上湿原に白い花たち 苗場山

2018-07-10 | 2018年山行
◎ 山の特徴
  新潟と長野県境にある苗場山(なえばやま 2145m)。山頂は東西約1キロ、南北約3キロの平らな地形。
  谷川連峰の北西にある独立峰で、山頂湿原には池塘(ちとう)が点在し、小さな湿性植物が生育している。
  これまで2回登ったが、6月は雨とガスで何も見えず、9月は草紅葉を堪能した(2009年山行ブログ)。
  
◎ 山行日  2018年7月9日~10日
  越後湯沢から祓川(はらいがわ)登山口に駐車。山頂にある山小屋で泊まる往復コース(元気な人は日帰り)。
  ブナ林を登っていくと、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝といった明るい湿原に出る。ワタスゲの白い果穂が見ごろ。
  モミジカラマツ、イワイチョウ、コバイケイソウなど白い花が目立つ。ニッコウキスゲも咲き出している。
  山頂への急坂を登る頃、ガスが覆いはじめ、広大な湿原の景色はお預け。山頂の山小屋に泊まる。
  夜半の雨が上がり、翌朝4時半過ぎにご来光。まわりの山々も見渡せ、贅沢な時間を過ごした。






 「登山口」
  後ろの遠方に越後三山と巻機山(右手前)が見える。






 「ベニサラサドウダン」
  中ノ芝の湿原にたくさん実をつけていた。ほかで見るより色が濃い。





 「ベニサラサドウダン」





 「ワタスゲ」
  湿原にワタスゲの白い果穂がゆれていた。





 「ワタスゲ」




 「ワタスゲ」





 「コバイケイソウ」






 「コバイケイソウ」





 「ニッコウキスゲ」
  中ノ芝の湿原にたくさん咲いていた。




 「ゴゼンタチバナ」
  登山道の脇にずっと咲いていた。




 「マイヅルソウ」
  まだ咲きはじめで、数は少ない。




 「モミジカラマツ」
  この時期、登山道の脇に一番多く見られた。





 「ミヤマカラマツ」
  モミジカラマツより少ないものの、鮮やかな白い花が印象に残る。




 「山頂への急登」
  前方の山を登り切れば山上湿原が待っている。




 「ミネウスユキソウ」
  鞍部のお花畑に咲いていた。




 「ニッコウキスゲ」
  遠くから黄色の群落が見られたが、近づくとニッコウキスゲでした。





 「ニッコウキスゲ」





 「タテヤマウツボグサ」





 「タテヤマウツボグサ」
  こちらは蕾。




 「クルマユリ」





 「ミヤマシャジン」





 「ご来光」
  前夜の雨が上がり晴天。朝4時半過ぎ、山頂に朝日が射し込む。




 「自撮り」

 



 「噴煙上がる浅間山遠望」






 「谷川連峰」
  谷を隔てた向こうに谷川岳の山々が重なって見える。水面には飛行機雲が映っている。





 「ウラジロヨウラク」
  朝露をつけて輝く姿がまぶしい。




 「コイワカガミ」





 「イワイチョウ」
  山頂湿原にはイワイチョウ、ワタスゲ、コバイケイソウの白い花が咲いていた。




 「イワイチョウ」





 「苗場山の湿原」
  大小さまざまな池塘(ちとう)が点在する広大な山上湿原は見飽きることはない。この景色は忘れない。来てよかった。
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