山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

鬼が面山(おにがつらやま)の花

2016-10-27 | 2014年山行
◎ 山の特徴
  JR只見線の北側、新潟・福島の県境に、扇を広げたように大きくそびえる浅草岳(1585m)。
  新潟県側は緩やかな地形の一方、福島県側は荒々しい山肌。この稜線の続きに断崖絶壁の鬼が面山(1465m)があります。
  登山道には岩場やクサリ場がなく、低木の茂げる尾根ですが、片側がスッパリ切れ落ちているので慎重に歩きます。
  只見線に沿った国道の六十里越トンネル手前から、鬼が面山、浅草岳に至る登山道があります。
◎ 山行日  2014年6月24日
  前夜、六十里越トンネル手前の駐車場で車中泊。クマよけの鈴をつけて夜明け前に出発。以前、浅草岳でクマに遭遇した。
  尾根に出ると背後の田子倉湖が雲海に覆われていた。しばらく緩やかな傾斜が鬼が面山の一角の南岳まで続く。
  南岳に着くと、はじめて鬼が面山と浅草岳が現れた。付近にはアカモノやゴゼンタチバナの群落が目立つ。
  少し登ると待望のヒメサユリが現れた。登るにつれその密度が高まり、まさに「さゆりロード」状態でした。






 「雲海の田子倉湖」
  早朝によく見られる現象です。奥会津や奥只見の山々が望めた。






 「朝露のサンカヨウ」
  まるでクリスタルのように花びらが透けていた。この花の魅力です。






 「朝露のとれたサンカヨウ」
  帰りに同じ花を見ると、いつもの白い花びらに戻っていた。






 「タニウツギ」






 「チゴユリ」






 「雲海と尾根みち」
  南岳に着いて、来た道をふり返ると、まだ雲海はとれず、奥会津の山々も一望できた。






 「アカモノ」






 「アカモノ」







 「ゴゼンタチバナ」







 「ゴゼンタチバナ」






 「鬼が面山(左)と浅草岳(奥)」
  名前通りの鬼が面山。浅草岳は奥深くて素晴らしい山です。






 「ヒメサユリ」
  南岳から少し登ると、ヒメサユリが現れた。プロフィール写真にも使った好きな花のひとつです。





 「ヒメサユリ」
  荒々しい山容と清楚な花が対照的です。






 「ヒメサユリ」






 「サラサドウダン」






 「サラサドウダン」






 「田子倉湖」
  下山の時に雲海が取れて、やっと姿を現した。






 「シラネアオイ」






 「シラネアオイ」






 「さゆりロード」
  






 「ヒメサユリ」
  誰ひとり会わず、素敵な花と対峙でき、至福の時でした。

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