山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

4月の棒ノ嶺

2024-04-16 | 2024山行
◎ 山の特徴
  奥武蔵(埼玉)と奥多摩(東京)の都県堺にある棒ノ嶺(ぼうのみね 969m)。別名は棒ノ折山(ぼうのおれやま)。
  登山道が整備され一年を通して登れる低山。特に、有間ダムから白谷(しらや)沢に沿って登るコースが人気。
  ブログには載せていないが、2018年7月に一度訪れた。登りの沢歩きは快適だったが、下りの尾根道はむき出した杉の根が延々と続き、とても疲れた印象。という訳で、今回は沢を往復した。

  
◎ 山行日  2024年4月15日
  名栗地区にある「さわらびの湯」近くの駐車場から出発。4月なのに6月並みの気温とのことで、薄着で歩いた。
  早春の花は終盤で少なかったが、ニリンソウが咲き出し、スミレ類や小さな花々が咲いていた。
  しゃがんで撮影の繰り返しで、4時間コースを6時間かけて歩いた。沢音が気持ちいい季節感を味わった。




  入間川下流を見ると、川沿いの桜は薄れ、ツツジが目立つようになった。





  20分ほど歩いて有間ダムに到着。湖面に上流域の山が映る。




  歩き始めは杉林を行く。




  その後、沢に下りて小さな滝が現れる。



  沢が狭まったゴルジュ帯を通過する。




  沢水が気持ちいい。




 「ミヤマキケマン」 沢の下流域に多く咲いていた。




 「ミヤマキケマン」




  小さなネコノメソウも多い。残念ながらハナネコノメのきれいな姿は終わっていた。




 「コチャルメルソウ」 花は目立たないが、沢の中でいちばん多く見られた。




 「コチャルメルソウ」




 「イワウチワ」 岩肌に育つ姿を初めて見た。




 「イワウチワ」




  岩肌にはイワタバコの葉が見られた。




  沢の上流部




 「エイザンスミレ」




 「エイザンスミレ」 もう終盤です。




 「ミツバコンロンソウ」 小さく目立たないが、たくさん咲いていた。




 「ミツバコンロンソウ」




 「タチツボスミレ」




 「ハシリドコロ」 若い葉が風に揺れていた。




  沢から離れた北斜面に名残の1輪だけ咲いていた。




  尾根道にはアセビが目立つ。




  棒ノ嶺の広い山頂




  ヤマザクラがもうすぐ咲く。




 「ナガバノスミレサイシン」 スミレの同定は難しいが、この辺りは白花タイプが多いようです。




  再び沢に戻り、登りで撮らなかったニリンソウ。小さな群落が多い。




 「ニリンソウ」 ほとんど1輪咲きが多く、もう一つは蕾の状態。




  見上げるとミツバツツジがまぶしい。




  山から下りてダム湖のまわりはヤマブキの鮮やかな黄色が目立った。

 今回は、普段にも増して花を捜しながらゆっくり歩いた。山頂はつけ足し程度の気ままな山行もいい。  

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