山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

梅雨入り前の会津朝日岳

2024-06-23 | 2024山行
◎ 山の特徴
  南会津の只見川源流域にある会津朝日岳(1,624m)。2千メートルに満たないが、とても奥深い山域。
  登山道は、赤倉沢沿いから尾根に突き上げる、標高差千メートルあまりのコースのみ。
  長年、登りたいと思いつつ、年月が経ってしまった。今年は雪解けが早く、暑くなる前の6月に行くことにした。
  幸い、想像した以上に花が咲いていて、花盛りのヒメサユリに出会えてよかった。

  
◎ 山行日  2024年6月21日
  登山口の駐車場は「いわなの里」から数百メートル先。天気は高曇りで暑くなく、まとわりつく虫もなく助かる。
  1時間ほど沢沿いの平坦な道の後、叶ノ高手(かのうのたかで 1,430m)まで急坂のジグザグが続く。
  ここまで来ると、初めて山頂が現れる。登山道沿いはアカモノの小さな花が続き、待望のヒメサユリも現れた。
  ここで目の前を毛並みのきれいな丸々とした子熊が横切る。母熊に出合わずホッ。ここは熊の生息域と実感。
  山頂直下は岩肌がむき出し、雪渓はほとんど消えていた。ここでもヒメサユリなどが花盛り。
  山頂からは越後三山や尾瀬の山々、浅草岳などの奥只見の山々がグルッと見渡せた。




  沢沿いの道脇に、先端の葉が白くなったマタタビが目につく




  所々にエゾアジサイ




  この沢を渡って、正面奥の稜線まで急登が続く。




  見上げるとホウノキの大きな葉が透けて見えた。




 「タニウツギ」 しばらく木の花を載せる。




 「ウラジロヨウラク」




 「サラサドウダン」




 「ベニサラサドウダン」




 「オオカメノキ」




 「コメツツジ」 登るにつれ、花盛りの木々の花が現れる。




  北側の只見町方面を見ると、水墨画を思わせる重厚な山波が続く。




 「マイヅルソウ」




 「マイヅルソウ」




 「ツマトリソウ」




 「ツマトリソウ」 2輪咲きの株があった。




  山頂直下のむき出しの岩肌。例年は雪渓があるようです。中央部分を設置ロープでほぼ直登する。




 「アカモノ」 山頂まで咲き続く。




 「アカモノ」




 「アカモノ」 山頂近くの岩場に一輪




 「イワカガミ」 雪渓が消えた跡地に咲く




 「イワカガミ」 イワイチョウの群落に咲き出す




  大きな葉のコバイケイソウの間にシダの若芽が伸びる




  山頂から北側に浅草岳、左奥に守門岳。手前下には田子倉湖(ダム湖)が見える。




  西側には越後三山の中ノ岳と駒ヶ岳




 「クモマニガナ」




 「ミヤマクワガタ」




 「ヒメサユリ」  叶ノ高手手前と山頂付近に咲いていた。
 浅草岳や鬼が面山に比べてやや小ぶりな感じでも、深山で出会う姿に感動する





 「ヒメサユリ」 




 「ヒメサユリ」




 「ヒメサユリ」

 山中に9時間。出会った登山者は4人。たぶん再訪することはないので、ゆっくり景色やヒメサユリを眺めた。  
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