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いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「アイ・ライク・ムービーズ」

2025年01月22日 | 映画

この映画を観ようとKuramotoに行ったら閉まってました。

そうでした。水曜日はここではなく、いわきPITでやるのでした。

大急ぎで10キロ離れた会場に向かい、何とか間に合いました。

相変わらずドジです。

 

映画の場所はカナダの田舎町。カナダ映画って(アメリカとの合作はよくあるものの)観たことがなかったですね。

時は2003年。レンタルDVD全盛期の頃です。

主人公ローレンスは映画大好きな高校生。映画監督になるのが夢でニューヨーク大学に行くことを目指しています。

ただ社交性に乏しく、自己中心的で、母親ともうまくコミュニケーションが取れません。

唯一の親友とも離れることになり、アルバイト先(レンタルDVD屋さん)でも問題を起こします。

しかしやがて独りよがりなローレンスが、一歩踏み出す時が来ます。

アルバイト先の先輩に聞きます。「どうしたら人に好まれる人間になれる?」

先輩(年上の女性)は「他の人の話をきちんと聞くことよ」と答えます。

新しい学校での生活が始まりますが、生まれ変わったようなローレンスがそこにいました。

少年から青年になる辺りのちょっと甘酸っぱい青春コメディ。

セリフが多い映画を字幕で観ると少々疲れますが、主役を演じたアイザイア・レティネンさんはラッパーらしいので、テンポの良い話し方が印象に残りました。

映画『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』公式サイト

映画『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』公式サイト

レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、人とうまくやれず行く先々でトラブルを起こす映画好きな高校生を描いた青春コメディ。 12.27 新宿シネマカリテ他全国の劇...

ENID FILMS

 

 


「はたらく細胞」

2025年01月21日 | 映画

ようやく観れました。これを観たら自分の体を大切にすると思います。

体内では37兆個の細胞が私の体を生存させるために働いてくれています。

赤血球がひたすら酸素を肺に運び、白血球は体内の毒を消そうとしてくれています。

それ以外にも血小板、NK細胞、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、マクロファージなどが私の体を守ってくれています。

映画ではこれらの細胞を擬人化し、肺炎球菌、化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌、そして最強の敵である白血球の異常細胞と戦います。

いいなぁ、こういう世界。この監督、つい最近目にしたと思ったら、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の監督だったんですね。それ以外にも「テルマエ・ロマエ」、「翔んで埼玉」など。なかなか面白い世界を作り上げる監督だなと思いました。

それから赤血球を演じた永野芽郁さん、どんくさくて可愛い役をやらせたら最高ですね。

それ以外の役者も名演、怪演。この細胞は誰が演じているんだろうと思いながら観るのも楽しいです。

映画『はたらく細胞』公式サイト

映画『はたらく細胞』公式サイト

メガヒット上映中!映画史上最小主人公、誕生!笑って泣けてためになる!!メガヒット漫画が実写映画化 武内英樹 監督

 

 

 


2024に観た映画

2025年01月08日 | 映画

2024年、劇場で観たものです。

No. 月日 タイトル
1 1月3日 PERFECT DAYS
2 1月6日 ゆめパのじかん
3 1月23日 NO選挙, NO LIFE
4 2月1日 ゴールデンカムイ
5 2月27日 劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦
6 2月29日 コット、はじまりの夏
7 3月8日 カラオケ行こ!
8 3月28日 瞳をとじて
9 5月6日 オッペンハイマー
10 5月18日 あの日のオルガン
11 5月30日 青春 18×2 君へと続く道
12 6月11日 マッドマックス フュリオサ 
13 7月3日 朽ちないサクラ
14 7月10日 関心領域
15 7月31日 サマーウォーズ
16 8月21日 クレオの夏休み
17 8月22日 もしも徳川家康が総理大臣になったら
18 8月30日 サユリ
19 9月27日 箱男
20 10月21日 ぼくのお日さま
21 10月24日 ぼくが生きてる、ふたつの世界
22 10月31日 侍タイムスリッパ―
23 11月28日 2度目のはなればなれ
24 12月3日 ベルナデット 最強のファーストレディ
25 12月11日 雨の中の慾情

邦画が多かったですね。月3本を目標にしていましたが、だいたい月2本でした。

2023年は35本観ているので(2023年12月31日のブログには25本と書いてしまいました。誤りでした)、今年はもう少し観ようと思います。

過去の作品もDVDやサブスクでたくさん観たいので、数ある名作から何を選ぶか、いろいろ準備しています。

死ぬまでに1001本観られるか、難しい年頃になってしまいました。

これは、観たいリストをスマホのアプリに入れたもの(一部)です。

 

今年は3月にポレポレ映画祭があるようです。楽しみです。


「雨の中の慾情」

2024年12月11日 | 映画

片山慎三監督の映画は「岬の兄妹」、「さがす」をAmazonPrimeで観ましたが、前者はR15+指定、後者はPG12指定で、エロ、グロ、暴力的、猟奇的な描写があり、後味は決して良いとは言えません。ただ、テーマそのものは前者は障碍を抱えた兄と自閉症の妹の貧困、後者は安楽死という、現代において重要と思われるもので、考えさせられる内容でした。

これで片山監督の映画は3本観たわけですが、どれも役者の演技は素晴らしいものでした。

今回の「雨の中の慾情」。これもR15+指定です。原作はつけ義春だし、タイトルからしてエロいのは確実です。覚悟を決めて観ましたが、冒頭から原作そのまま、性描写全開でした。

展開が読めず、中盤になって「あーそういうことね」ってようやく理解できました。2,3度観ないと理解するのが難しいようです。加えていろいろな暗喩があったと思います。愛と戦争(反戦)がテーマのようですが、雨は銃弾(CCRの歌みたいですね)、雷は爆撃なのかなと思いました。南町と北町というのは半島のあの国のことでしょう。それ以外で数名の登場人物の意味、つむじ風という子どもの脳髄や車に轢かれるシーンなど、理解できない部分がありました。夢と現実が行ったり来たりするので、あまり深く考えない方がいいのかもしれません。

映画の撮影はほとんど台湾中部の嘉儀市で行われたようです。40数年前、玉山(台湾最高峰、3952m)に登った時に立ち寄りました。昭和初期の日本を感じさせるレトロな街並み。また台湾に行こうと思います。


「ベルナデット 最強のファーストレディ」

2024年12月03日 | 映画

10代の頃「ロードショー」、「スクリーン」という映画雑誌の表紙を彩ったフランスの女優といえばカトリーヌ・ドヌーヴさんとナタリー・ドロンさんでした。

カトリーヌさんは81歳になった今でも現役なんですね。体型に迫力がつきましたが、高貴な美しさは相変わらずです。

「ベルナデット 最強のファーストレディ」はフランスのジャック・シラク元大統領夫人ベルナデット・シラクさんの話です。

冒頭に「この話はフィクションです」というのが繰り返し歌われました。

たぶん、ほとんど真実なのでしょう。

ちなみにこの映画、インド映画のように合唱隊が突然歌い出します。

 

ジャック・シラクが大統領になり、ベルナデット夫人は大統領府であるエリゼ宮に到着します。ファーストレディとして自分の働きに見合う場所を得られたはずでした。

しかし、大統領の広報アシスタントを務める娘からは時代遅れと言われ、大統領側近からは冷たくあしらわれてしまいます。

世間の評判も「時代遅れ」「気難しい」「冷たい」と芳しいものではありません。

そこに夫の浮気が発覚し、ついにベルナデット夫人は復讐を始めます。

そこから先は書きませんが痛快です。

監督は本作が初のドラマ監督作品となるレア・ドムナック(女性)。フランスでは公開週の興行収入No.1になったようなので大したものです。

「自分を解放すれば道は開ける」という言葉が印象的でした。

観客は私を入れて7人。同世代の男性だけでした。カトリーヌ・ドヌーヴさん目当てかな。