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いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「野生の島のロズ」

2025年02月21日 | 映画

正直ストーリーにそんなに目新しさは感じず、おおよそ想像通りの展開ですが、わかっていても泣けます。

嵐で無人島に流れ着いたロボット「ロズ」が、島の野生動物たちと暮らす話です。

ひょんなことから雁の卵を見つけ、その卵から雛が孵り、ロズを母だと思うその雛に「食べる」「泳ぐ」「飛ぶ」ということを教えていきます。

雛が成長するに従ってロズに反抗するようになったり、自然界の様々な困難を乗り越えたりしながら、ロズと成長して大きくなった雛(キラリという名前がつきました)は信頼を深めていきます。

心のないはずのロズに愛が芽生えてきて、本当の母子のような関係になりますが、別れの日が来ることは避けられず、・・・・。

 

世界のいくつかで起きている人間同士の争いに対してもチクリと皮肉っているような所もありました。

綾瀬はるかさん(ロズの声役)の吹き替えも最初はロボットらしく固く、次第に母親のように暖かく感じられて良かったと思います。


TOUCH タッチ

2025年02月12日 | 映画

キムタクの映画を観た翌日に、キムタクの娘さんの映画を観ました。Kōkiさん、なかなか魅力的で活躍が期待できそうです。

 

アイスランドでレストランを営むクリストファーは、コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、初期の認知症の診断を受けます。

医師に「やり残したこと」を問われた彼は、50年前、学生時代を送るロンドンで出会い恋に落ちた日本人女性・ミコを探す旅に日本へと旅立ちます。

 

外国の男性が、恋をした日本人女性を探すために来日って、「青春18×2 君へと続く道」みたいです。

ただ、この映画は単に男が女に会いに行く話だけではなく、被曝、戦争、反核というテーマもありました。

 

アイスランド・イギリス合作で、西欧の人の日本に対する見方をいろいろなところで感じることもできました。

ロンドンの日本料理店でクリストファーの悪友たちが「カミカゼ」とジョークを飛ばす部分、クリストファーが住む下宿の大家の日本人に対する意識、被爆者への差別、日本のCOVIDによるパンデミック対応など。

 

「時に耳元で何かを囁くことの方が大声で叫ぶより強く響く、この映画ではそんなアプロートを試みた」と監督が語っていたようです。

監督が何を囁こうとしたのか、観て感じてほしい映画でした。


「映画 グランメゾン・パリ」

2025年02月11日 | 映画

テレビドラマ「グランメゾン東京」は一度も観てなかったのであまり興味はなかったし、キムタクは何をやってもキムタクなので、それほど観たいとは思っていませんでした。

ただ家族そろって映画を観る機会はあまりないし、他にちょうどいい時間でやっている映画もなかったので観ることにしました。

想像通りの展開でハッピーエンドなので、ストーリーに関しては普通かなと思います。

キムタク演ずる尾花シェフが、前半はスタンドプレーの連続。人を信用しない嫌な奴だったのが、後半は信じて任せることによって、すべてがいい方向に回っていくのは観ていて清々しく、後味が大変良い内容だったと思います。

フランス料理に対するこだわり、愛情も感じられました。特に終盤で出てきた料理は圧巻でした。観た後に「フランス料理食べに行きたいね」なんて話が出たぐらいです。

フランス料理のコースって食べたことないような気がするので、一度ぐらいは行ってみてもいいかな。

映画『グランメゾン・パリ』

映画『グランメゾン・パリ』

木村拓哉主演の大ヒットドラマ「グランメゾン東京」が待望の映画化!チーム・グランメゾン、熱き最後の挑戦が今始まる―。大ヒット上映中!

映画『グランメゾン・パリ』

 

 


劇映画 孤独のグルメ

2025年02月07日 | 映画

孤独のグルメはテレビで楽しませてもらったし、井之頭五郎は私の尊敬する人物の一人だし(あとは無用の介と木枯し紋次郎と加藤文太郎)、とりあえず観ておこうと思いました。あまり期待してなかったのですが・・・・。

面白かった

2時間、「腹が減った」だけではつまらないですが、二つの物語が絡み、それが交わってハッピーエンド、という展開がとても良かったです。

突っ込み所はたくさんありますが、十分楽しめました。何より、食後に観たのに観終わった時に食欲が出てきました。

孤独のグルメの醍醐味だと思います。

劇中劇「孤高のグルメ」で善福寺六郎さんが出てきましたが、松重さんにはまだまだ井之頭五郎で頑張ってほしいと思います。

それから主題歌を歌っている甲本ヒロトさんと松重さんは、若い頃同じ中華料理屋でバイトをしたり、松重さんが自主映画を作った時の主役が甲本さんだったり、40年来の旧友らしいです。この二人、同学年だったって意外!

 

 

『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト

『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト

【大ヒット上映中!】テレビ東京開局60周年記念作品。この映画…腹が鳴る。

『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト

 

「リトル・ダンサー デジタルリマスター版」

2025年01月29日 | 映画

 

映画「ぼくのお日さま」が良かったので観てみました。

「ぼくのお日さま」の監督で、脚本も書いた奥山大史氏が中学生の時に「リトル・ダンサー」を観て、「映画でこんなに感動したことはなかった」、「『ぼくのお日さま』は、『リトル・ダンサー』をやろうと思って書いていました」と熱い思いを告白していたようです。

 

1984 年、イングランド北東部の炭鉱町。⺟を亡くした11 歳の少年ビリーは、炭鉱労働者の⽗に⾔われ、ボクシング教室に通わされています。ある⽇、偶然⽬にしたバレエ教室のレッスンに興味を抱いたビリーは、⼥の⼦たちに混ざってこっそりレッスンに参加するようになります。そしてビリーはバレエの先⽣ウィルキンソンによってバレエ・ダンサーとしての才能を⾒い出され、彼⼥の指導のもとでめきめきと上達していきます。そこに家族の絆が絡み、ラストは成長したビリーの踊る姿とそれを見る家族。

 

「ぼくのお日さま」と大筋は同じですが、結末は全く違いました。どちらも素晴らしい映画です。

ちなみにエルトン・ジョンもこの映画に感動し、「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」のタイトルでミュージカル化しました。多くの人に感動を与えたんですね。もっと早く観ておけばよかった、そう思わせる映画でした。