「はやぶさ」が復活する。
JR東日本は、東北新幹線八戸ー新青森間延長開業に合わせ、E5系で運転される列車の愛称を「はやぶさ」に決定した。
92年の「つばめ」に始まり、「白鳥」、「さくら」といった伝統的列車愛称復活の流れに、「はやぶさ」である。
現在は使われていないが「はと」、「富士」等々、特急が真の意味での「特別な急行」であった時代、特急の愛称は一部の例外を除けば文字通り「日本を象徴する」愛称であり、「地域色」はなかった。
「地域色」のある愛称名はもっぱら急行・準急という庶民の足に付けられるものであり、特急がまさに国の「フラッグシップ・トレイン」であった時代、特急には地域色に染まることなくイメージを大切にしたいという古き良き時代の象徴とでも言っておこうか。
新幹線においても例外ではない。「なにわ」でもなければ、「きんかく」でもない。「ひかり」「こだま」、どちらもイメージを大切にした愛称である。」
世界一の「夢の超特急」には、全ての物体の中でこれを超える速度で進むことは決して存在しない「ひかり」の愛称こそもっとも相応しいと私は考える。
しかしながら特急の「急行化」、新幹線の「一般化」が進むにつれ、「ひたち」や「とかち」、「北近畿」など、どんどんローカル色の強い愛称が増えていく。
ここに鉄道自体も斜陽化していくのである。
新幹線においても「あさま」や「あおば」等、かつては急行に使われるであろう愛称が使われるようになっていく。
さて、本題に戻り今回の一般公募結果であるが、
名称 件数
(1)はつかり 8,948
(2)はつね 7,184
(3)みちのく 5,904
(4)つがる 4,888
(5)はやて 4,200
(6)みらい 4,130
(7)はやぶさ 3,129
(8)かわせみ 2,957
(9)ねぶた 2,272
(10)とわだ 1,984
あくまでここは管理人個人の主観であるが、(1)はスピード感、新鮮味に欠ける、(2)はよく知らないが、アニメと関係があるらしいので不適、(3)(4)(8)(9)(10)はスピード感無し、ローカル色が強すぎてまさに「急行」的愛称、それを踏まえれば(5)、(6)、(7)が残るが(5)は従来の愛称であり新鮮味がない、(6)も抽象的すぎる。従って(7)を選んだ判断は、必然的なものだったのかもしれない。
ハヤブサの生息地も幅広く、東北どころか北海道新幹線の愛称に採用しても何ら問題はないであろう。
伝統と歴史的経緯から「はやぶさ」の採用に疑問を呈する人たちもいるようだが、伝統の愛称は現代に使われてこそ生きる。国内最速を誇る新生「はやぶさ」、その活躍を心より祈る次第である。
追伸・「富士」はリニアの愛称に相応しいと思うのだが、如何だろうか。
JR東日本は、東北新幹線八戸ー新青森間延長開業に合わせ、E5系で運転される列車の愛称を「はやぶさ」に決定した。
92年の「つばめ」に始まり、「白鳥」、「さくら」といった伝統的列車愛称復活の流れに、「はやぶさ」である。
現在は使われていないが「はと」、「富士」等々、特急が真の意味での「特別な急行」であった時代、特急の愛称は一部の例外を除けば文字通り「日本を象徴する」愛称であり、「地域色」はなかった。
「地域色」のある愛称名はもっぱら急行・準急という庶民の足に付けられるものであり、特急がまさに国の「フラッグシップ・トレイン」であった時代、特急には地域色に染まることなくイメージを大切にしたいという古き良き時代の象徴とでも言っておこうか。
新幹線においても例外ではない。「なにわ」でもなければ、「きんかく」でもない。「ひかり」「こだま」、どちらもイメージを大切にした愛称である。」
世界一の「夢の超特急」には、全ての物体の中でこれを超える速度で進むことは決して存在しない「ひかり」の愛称こそもっとも相応しいと私は考える。
しかしながら特急の「急行化」、新幹線の「一般化」が進むにつれ、「ひたち」や「とかち」、「北近畿」など、どんどんローカル色の強い愛称が増えていく。
ここに鉄道自体も斜陽化していくのである。
新幹線においても「あさま」や「あおば」等、かつては急行に使われるであろう愛称が使われるようになっていく。
さて、本題に戻り今回の一般公募結果であるが、
名称 件数
(1)はつかり 8,948
(2)はつね 7,184
(3)みちのく 5,904
(4)つがる 4,888
(5)はやて 4,200
(6)みらい 4,130
(7)はやぶさ 3,129
(8)かわせみ 2,957
(9)ねぶた 2,272
(10)とわだ 1,984
あくまでここは管理人個人の主観であるが、(1)はスピード感、新鮮味に欠ける、(2)はよく知らないが、アニメと関係があるらしいので不適、(3)(4)(8)(9)(10)はスピード感無し、ローカル色が強すぎてまさに「急行」的愛称、それを踏まえれば(5)、(6)、(7)が残るが(5)は従来の愛称であり新鮮味がない、(6)も抽象的すぎる。従って(7)を選んだ判断は、必然的なものだったのかもしれない。
ハヤブサの生息地も幅広く、東北どころか北海道新幹線の愛称に採用しても何ら問題はないであろう。
伝統と歴史的経緯から「はやぶさ」の採用に疑問を呈する人たちもいるようだが、伝統の愛称は現代に使われてこそ生きる。国内最速を誇る新生「はやぶさ」、その活躍を心より祈る次第である。
追伸・「富士」はリニアの愛称に相応しいと思うのだが、如何だろうか。
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