トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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本ブログ

ちょっと昔の旅を振り返ってみる

2012-12-24 21:02:00 | 私鉄
2006年

・10月4日 富山ライトレール 完乗駅 岩瀬浜

JR時代に乗車していたが、この4月に廃線跡の大部分を流用し新規開業した。路面電車の新規開業は実に久々である。この流れから路面電車に対する新しい潮流が始まるかと思ったが、車両こそ良くなれども、明るい兆しは一向に見られないのが残念である。

・10月5日 富山地方鉄道 完乗駅 宇奈月温泉

延長およそ100キロの大私鉄。鉄道線は老朽化した施設、閑散とした車内に先行きの不安を感じた。ただ、市内線はなかなかの活況で、コンパクトに纏まった市内でそれなりの存在感を見せていた。隣県の北陸鉄道も発足時は100キロ以上の路線を保有していたが、現在では僅か20キロ強にまで縮小、21世紀に入っても一部が廃止されるなど縮小の一途をたどってきたが、対照的にこちらは統合以降、環境の厳しい地方でこれだけの路線を維持しているのには頭が下がる。

・10月5日 黒部峡谷鉄道 完乗駅 欅平

300両以上の車両を抱える隠れた(?)大私鉄。この車両数は西鉄をも超えるものである。大部分が貨車で、列車は全て機関車牽引という今時珍しい特殊な路線。10月も初めというのに、とにかく寒かった。観光シーズンはほぼ終わっていたので閑散としていたが、車窓から見る風景はまさに雄大そのもの。特に思い出に残る路線であった。

・12月7日 鹿島鉄道 完乗駅 鉾田




東京からさほど離れていないにもかかわらずにその立地を活かすことができず、翌年の春に廃止された鹿島鉄道。ここよりも厳しい路線はいくらでもあるように思えるが、残念である。