飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

6.サブリース事業 31

2020-07-15 08:54:51 | サブリース事業

サブリースしたいとき      
早めの相談が より 効果的です
        

   

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   中国産CGアニメが  new
   ディズニー駆逐  連載 35

   『白蛇:縁起』は、アメリカな
   どではすでに劇場公開

   白金氏: その通りです。『白
   蛇:縁起』は中国では19年1月
   に公開されたのですが、この作
   品は日本で同時に上映できなか
   ったんです。私としては『羅小
   黒戦記』のように、中国と日本
   でほぼ同時の公開を、今後も目
   指したいと思っています。むし
   ろ同時じゃないと、やる意味が
   ありませんから。
   (次回に続く)

   中国産CGアニメが  
   ディズニー駆逐  連載 34
   中国側とともに日本展開を
   あとは、『白蛇:縁起』という
   3DCGアニメについても、これ
   から日本での展開を、いろい
   ろと仕込んでいこうと思って
   います。この作品は中国の会
   社とワーナー・ブラザースの
   合作なので、私たちは中国側
   と一緒に日本展開をしていき
   ます。
   (次回に続く)

   中国産CGアニメが  
   ディズニー駆逐  連載 33
   実写映画を池袋で限定公開
           じつは『羅小黒戦記』を上映
           した後、20年の1月19日から、
           今度は実写映画を池袋で限定
           公開しているんです。『寵愛
           』という、ペットと人間の愛
           情を描いた映画で、こちらも
           中国で大ヒットした作品です
         (20年第1週より中国で公開さ
           れて、週間興行成績の第1位
           を記録)。ただ日本だと『寵
           愛』ではペットの映画だとい
          う内容が伝わりにくいので、
           邦題は『モフれる愛』としま
           した。
           (次回に続く)

            連載 32
   『羅小黒戦記』の上映はもと
   もと、在日中国人を対象
にし
   た映画公開のテストマーケテ
   ィングだったとの話がありま
   したが(前編記事を参照)、
   そちらの結果はどうだったの
   でしょうか?

   白金氏: 『羅小黒戦記』に
   関して言えば、中国人留学生
   の反応が特に良かったですね
   。この人たちの中には、いわ
   ゆるオタクがたくさんいるん
   です。日本のアニメが好きだ
   から、日本を留学先に選んだ
   という人が多いので。だから
   、中国のアニメ映画を日本で
   も大陸と同時期に見られるこ
   とは、すごく喜んでいました。
   (次回に続く)




            連載 31
   中国アニメ日本展開アイデア
   以上が数土氏へのインタビュ
   ー内容だ。 これまで見てき
   た中国における最新映画市場
   の動向と、日中のアニメ業界
   での関係を踏まえた上で、『
   羅小黒戦記』の日本配給を行
   っているチームジョイの代表
   取締役CEOである白金氏に話
   を聞いた『羅小黒戦記』にお
   いて、中国の最新映画を日本
   でも中国とほぼ同時期に公開
   するという実験的な試みをし
   た白金氏は、中国製映像コン
   テンツの日本展開について、
   いくつかのアイデアを持って
   いるという。
   (次回に続く)

            連載 30
   日本で中国アニメの成功は
   『三体』の小説はアメリカで
   も日本でもベストセラーにな
   っているので、この『三体 』
   の映像化がどうなるのかが、
   中国の映像コンテンツが今後
   、海外に進出していく上での
   キーポイントになるだろうと
   考えています。日本でも今後
   、中国のアニメが成功する可
   能性はあると思います。です
   が、それにはまず『羅小黒戦
   記』に続く第2、第3のヒット
   作が出てくるかどうかでしょ
   うね。
   (次回に続く)


             連載 29


   日本ではNetflixで配信している
   『流転の地球(流浪地球)』

   数土氏: 『流転の地球』は中
   国以外では、日本も含めて Net
   flixが独占配信しています。この
   『流転の地球』の原作者は、日
   本でも話題になった中国のSF小
   説『三体』の作者、劉慈欣(り
   ゅう・じきん)なのです。じつ
   は今、中国で『三体』の実写化
   とアニメ化が同時に進んでいて
   、アニメ版は中国の動画配信サ
   イト「bilibili動画」で21年に配
   信予定です。
   (次回に続く)



                    連載 28

   『羅小黒戦記』のような形で
   今後、中国で作られたアニメ
   作品が日本に入ってくる可能

    数土氏: 可能性はあると思
           います。ですが、日本のアニ
           メ業界が特有の問題を抱えて
           いるように、中国のアニメ業
           界も特有の問題を抱えている
           はずなので、一方的にどっち
           がスゴイ、みたいな話ではな
           いと思います。だからそこに
           関してはまだ保留ですね。そ
           れから19年の中国映画市場
           では、アニメが大ヒットした
           だけでなく、中国製の大作SF
           映画も大ヒットしているんで
          す。
            (次回に続く)


                   連載 27
   中国より日本のがラク
   中国は表現規制だけでなく、
   法人の設立などのビジネス面
   でも、いろいろと規制が面倒
   なのですよ。日本はそういう
   面ではラクですから、世界の
   人々が集まるのにはちょうど
   いい。中国マネーでもいいし
   、中国の原作でもいいんだけ
   ど、そういった形でアニメを
   作ることができたら、理想的
   ですよね。
   (次回に続く)

            連載 26
   理想的な姿は
   日本の市場はどこかというと
   、やっぱりヤングアダルトで
   すよね。表現規制の問題など
   を考えると、中国で『進撃の
   巨人』を作ることはできない
   わけですから。その点に関し
   ては、日本は有利だと思いま
   す。 理想的なことを言うと
   、日本のアニメ制作の現場は
   すでにかなりインターナショ
   ナルになっているので、中国
   だけでなく他のアジアやそれ
   以外の地域も含めて、世界の
   人たちが日本に集まって作品
   を作るようになれば、いちば
   んハッピーなんじゃないかと
   思います。
   (次回に続く)


            連載 25
   手書きアニメを考慮する
   ここまでの話をまとめると、
   日本アニメに対する中国資本
   の進出は、現状ではあまり成
   功していないし、日本のアニ
   メを中国へ輸出するのも、表
   現規制的な面でだんだんと難
   しくなってきているというこ
   とですよね。今後、日本のア
   ニメが中国と競い合っていく
   、あるいは協調していく上で
   は、どのような点を意識する
   べきでしょうか。
   数土氏: 中国の 3DCGアニ
   メが意識しているのは、ディ
   ズニーやドリームワークスの
   ようなハリウッド映画の市場
   です。だから日本の人たちと
   しては、『羅小黒戦記』のよ
   うな中国の手描きアニメにつ
   いて考えたほうがいいと思い
   ます。
   (次回に続く)



            連載 24
   ここ最近の中国における表現
   規制の強化は、日本のアニメ
   をターゲットにしているわけ
   ではなくて、中国国内で作ら
   れた実写映画や欧米産のゲー
   ムなども含めた、全体的な傾
   向ですよね?
   
数土氏: その通りです。暴
   力的な表現や性的な表現、そ
   れから思想的な表現は  NGだ
   と言うんですけど、何がダメ
   かのスタンダードが曖昧なの
   ですよ。だから中国企業が日
   本のアニメの配信権を買って
   も、いざ配信しようとすると
   直前にNGが出たりすること
   があるんです。そういったリ
   スクを避けるために、中国側
   としては以前ほど高いお金を
   出して配信権を買わなくなっ
   てきたというのが、最近の傾
   向ですね。
   (次回に続く)


            連載 23
   ネット配信では、そうした日
   本のアニメに対する規制はな
   いのですか?

   数土氏: 以前はネット配信
   とテレビでは管轄省庁が違っ
   ていたので、ネット配信のほ
   うは事実上、テレビのような
   規制がなかったんです。その
   ためテレビでの放送に代わる
   ものとして、日本のアニメを
   ネットで配信することが増え
   ていきました。ところが今は
   テレビと管轄省庁が一緒にな
   ったために、ネット配信もこ
   こ1、2年で急速に規制が強く
   なっています。そちらは産業
   保護の目的ではなくて、表現
   に関する規制ですが。
   (次回に続く)


             連載 22
   なぜ禁止されているのですか? 
   表現的な問題でしょうか。

   数土氏: そうではなくて、
   中国のアニメ産業を保護する【
   ※】ためですね。そうした政
   策自体は中国だけでなく、ヨ
   ーロッパでもやっていますし、
   韓国でもやっていることなの
   で。【※自国のアニメ産業を
   保護する】中国ではテレビで
   放送されるアニメのうち、中
   国製の作品が全体の  7割以上
   になるよう指示されているほ
   か、ゴールデンタイムに中国
   製以外のアニメを放送するこ
   
とは禁止されている
   (次回に続く)

            連載 21
   日本アニメ、テレビ放映禁止
   ここで改めて、中国で日本の
   アニメがどのように受け入れ
   られているのかを聞きます。
   先ほどの話では、日本のアニ
   メはネット配信で見られてい
   るとのことですが?

   数土氏: 『ドラえもん』や
   『ポケットモンスター』のよ
   うなファミリー向けのビッグ
   コンテンツは別として、いわ
   ゆる若者が見る作品は、基本
   的にネット配信になりますね
   。……というよりも、日本の
   アニメを中国のテレビで放送
   することは事実上、禁止され
   ていますから。
   (次回に続く)


            連載 20
   日本で作る必要ない

   数土氏: 3DCG  アニメでは
   ない手描きの 『羅小黒戦記』
   のような作品   が中国国内で
   作られて、しかもヒットする
   のであれば、日本で作る必要
   はないじゃないですか。中国
   の人たちにしてみれば、日本
   の高い技術で作品作りをする
   ために、日本に投資したわけ
   です。でも中国で同じような
   レベルの作品が作れるのであ
   れば、日本でやる必要はない
   ですよね。それに中国の人た
   ちが、中国のマーケットをい
   ちばんよく知っているわけで
   すから。
   (次回に続く)

            連載 19
   羅小黒戦記の登場
   日本側からすると、例えば日
   本の企業であればメディアミ
   ックスみたいな形でアニメを
   盛り上げようとするんだけど、
   中国側はIP(編注:キャラク
   ターやストーリーといった知
   的財産)を持ちさえすればビ
   ジネスは勝手に広がっていく
   と考えて、そこのところの施
   策がなかった、という言い分
   もあるでしょう。でも中国が
   お金を出してくれるというこ
   とに、日本側が甘えた部分も
   あったでしょうし。そういっ
   たコミュニケーションのすれ
   違いはあったと思います。 
   しかも、そんなふうに中国企
   業の日本アニメ進出がうまく
   いかなくなったときに出てき
   たのが、まさに『羅小黒戦記
   』なのですよ。
   (次回に続く)

            連載 18
   もう1つの製作出資のほうは、
   どうだったのですか?

   数土氏: 基本的にリクープ
   (編注:製作資金を回収)で
   きた作品は、あまりなかった
   んです。要するにヒットが少
   なかった。普通の日本の作品
   ですら、10本作ってそのうち
   いくつ当たるかといわれてい
   ますから。それで中国の人た
   ちが、例えば何作品かに投資
   して、そこからヒットが出る
   かというと、やっぱりなかな
   か出てこないですよね。ただ
   、日中の共同出資に関しては
   、お互いに良くないところが
   あったと思います。
   (次回に続く)


            連載 17
   人材がいない
   でも日本に制作会社を作ると
   いっても、今の日本ではそも
   そもアニメーターの数が圧倒
   的に不足しています。その状
   況で新しいスタジオを作って
   も、なかなか人が集まらない
   わけです。それにアニメータ
   ーさんとしては、たとえギャ
   ラの支払いが良かったとして
   も、クレジットに名前が出な
   いとか、日本で放映されない
   とかになると、モチベーショ
   ンが下がってしまう。
   (次回に続く)

             連載 16
            どうしてですか? 

            数土氏: 中国企業が日本の
            アニメ業界に進出する形には
            、2種類がありました。まず1
            つ目は、製作委員会に加わる
            なり、1  社出資なりで、日本
            のアニメに中国企業が製作出
            資するというもの。もう  1つ
            は中国企業が日本にアニメ制
            作会社を作って、中国資本に
            よるアニメを日本で作ろうと
            いうものですね。
           (次回に続く)


            連載 15
     日本のアニメが盛り上がる

   数土氏: それはどうでしょ
   うね。15年~16年というのは
   、中国の映画市場が急激に盛
   り上がって、いずれはアメリ
   カを抜いて世界最大になるの
   では、というのが見えてきた
   時期でしたから。その一方で
   、日本のアニメが中国のWeb
   配信ですごく盛り上がってい
   たので、そこに大きな市場が
   あるだろうと考えて、投資に
   動いたんだと思います。とは
   いえ、『誰がこれからのアニ
   メをつくるのか?』を僕が書
   いたのは、今から約3年前で
   す。それから時間が経(た)
   って状況が変わってしまって
   、現状では中国企業による日
   本のアニメ業界への進出は、
   あまりうまくいかなかったと
   、僕は考えています。
   (次回に続く)


   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 14

    中国資本の日本アニメ進出は、
   ほぼ失敗に終わった

   ――その一方で、10年代の後
   半には、中国の企業が日本の
   アニメ業界に相次いで進出し
   てきました。この時期は先ほ
   どの話で言うと、中国国内で
   アニメ映画に対する大規模な
   投資が始められたのとほぼ同
   時期ですが、何か関係がある
   のでしょうか?
   (次回に続く)


   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 13

   ――あとは、文化の違いがい
   ちばん表に出やすいコメディ
   ーですね。大スケールのアク
   ション映画なども増えてはき
   ているのですが、まだまだ物
   足りないですよね。

   数土氏: そこが韓国映画と
   の違いだと思います。韓国は
   自国の映画マーケットが大き
   くないので、必然的に映画や
   テレビドラマを海外に売るこ
   とを意識して、世界市場に通
   用するコンテンツを作るよう
   になっていきましたから。そ
   ういう意味では中国は、かつ
   ての日本と同じですよね。今
   は日本も国内マーケットだけ
   では苦しくなってきて、コン
   テンツの世界戦略を考えるよ
   うになっていますけど、かつ
   ては国内のマーケットだけで
   やっていけたために、国内市
   場だけを意識した作品を作り
   続けていたので。だから中国
   の映画やアニメも、その壁を
   突破できるかどうかだと思い
   ますね。
   (次回に続く)


   中国産CGアニメが new
   ディズニー駆逐  連載 12
           中国産のアニメは輸出が困難

           数土氏: 先ほどの数字から
           も分かるように、中国国内の
           映画マーケットが非常に大き
           いので、そもそも作り手が中
           国国内を見ているんです。も
           ちろん彼らも「海外に輸出し
          たい」とは言っているんです
          けれど、映画を作る時点で中
          国国内でヒットすることを考
          えているので、海外に輸出す
          るには厳しいコンテンツが多
          くなるんです。それはアニメ
          だけではなくて実写映画も同
          じですよ。中国の映画興収ラ
          ンキングの上位には、愛国映
          画が多く並んでいます。
          (次回に続く)


   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 11
   19年中国産が勝利

   数土氏: 中国産とハリウッ
     ド産のファミリー向け  3DCG
   アニメ映画が、19   年の中国
   映画市場でガチンコにぶつか
   った結果、中国産の  CGアニ
   メが勝ったということです。
   もしこの傾向がこのまま続く
   とすれば、中国国内に限って
   言うと、ディズニーやピクサ
   ーを追い越すことは十分に可
   能だと思いますよ。ただ、だ
   からといって  3DCGアニメを
   はじめとする中国産のコンテ
   ンツを、日本やアメリカなど
   海外に輸出できるかというと
   、そう簡単にはいかないでし
   ょうね。
   (次回に続く)



   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 10
   ――日本で130億円以上の興
   収を上げている『アナと雪の
   女王2』が、中国では8.3億元
   (約124億円)と、市場規模
   が小さい日本よりも低くなっ
   ています。他にも『ヒックと
   ドラゴン3』が3.7億元(約55
   億円)、『トイ・ストーリー
   4』は中国の海外映画年間興
   収ランキングの20位にも入ら
   ないなど、確かに低調ですね
   。同じディズニー系列の映画
   でも、『アベンジャーズ/エ
   ンドゲーム』は42億元(約6
   20億円)と、『ナタ~魔童
   降臨~』に迫る大ヒットにな
   っているのですが。
    (次回に続く)


   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 9
        クオリティは投資額に比例    

           数土氏: 『ナタ~魔童降臨
           ~』や『白蛇:縁起』が競っ
          ているのは、日本のアニメで
          はなくて、ピクサーやドリー
          ムワークスといった、ハリウ
          ッドのCGアニメ映画会社なの
          です。作画スタッフの実力が
          大きく影響する2Dの手描きア
          ニメとはやや違って、3DCG
          アニメの場合はお金をかけれ
          ばかけるほど、クオリティー
          に反映される面も大きいです
          。お金をつぎ込める中国資本
          の企業が、3DCGアニメで日
          本よりも高いクオリティーの
          作品を作れるのは、ある意味
          当然ですよね。19年の中国で、
         『ナタ~魔童降臨~』が大ヒ
          ットした一方で何が起こった
          かというと、ハリウッドのC
          Gアニメ映画がダメだったん
          です。大作と呼ばれる作品が
          どれも、中国の映画館ではヒ
          ットしなかった。
          (次回に続く)



   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 8
   中国のアニメビジネスの波

   次に、19年の中国で起こった
   アニメビジネスの新しい波に
   ついて、ジャーナリストの数
   土直志氏に話を聞いた。 数
   土氏はアニメーションを中心
   に、国内外のエンターテイン
   メント産業に関する取材・執
   筆を行っている。なかでも、
   17年に数土氏が執筆した著書
   『誰がこれからのアニメを作
   るのか?』(星海社新書)で
   は、「中国資本とネット配信
   が起こす静かな革命」という
   サブタイトルにも表れている
   ように、10年代後半に中国資
   本が日本のアニメ業界に進出
   してきた経緯を、いち早く分
   析している。数土氏によると、
   中国で3DCGアニメ映画の超
   大作が次々と作られているの
   には、明確な狙いがあるとい
   う。
   (次回に続く)



   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 7
   関連グッズの売り上げ見込む
   でも日本やアメリカの例を考
   えれば、中国でも映画興収の
   15~20%がアニメになる可能
   性は十分にあるはずです。そ
   う考えた投資家たちが、15~
   16年【※】に中国のアニメ制
   作会社に対して大量に投資し
   た結果が、19年の「アニメ元
   年」に結びついたのだと思い
   ます。 さらに言うと、日本
   やアメリカで人気のアニメ作
   品では、映画の興行収入はIP
   全体の収入のうち、ほんの数
   %です。アニメのヒット作が
   生まれれば、映画だけでなく
   オモチャも売れる。ゲームも
   売れる。関連グッズも売れる
   。中国の投資家たちは、そこ
   を見ているのだと思います。
   (次回に続く)

   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 6
   中国産のアニメない   

   白金氏: 日本の映画マーケ
   ットが約2600億円なのに対し
   て、中国の映画マーケットは
   約1兆円(※いずれも19年)
   です。そして2600億円の日本
   映画市場のうち、アニメが25
   ~30%を占めています。米国
   (アメリカ)でも、映画マー
   ケットの約10%がアニメです
   。それに対して数年前の中国
   では、映画マーケットに占め
   るアニメの割合は1~2%でし
   た。しかもその1~2%を、ア
   メリカと日本のアニメが分け
   合っている状態で、中国産の
   アニメはないんです。
   (次回に続く)



    中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 5
   15~16年に大規模な投資が
   『羅小黒戦記』の日本配給を
   行っているチームジョイ株式
   会社で、代表取締役CEOを務
   めている白金氏は、「2019年
   は中国のアニメ映画元年」と
   評した。白金氏によると、19
   年に中国製アニメ映画が相次
   いで登場し大ヒットしたのは
   、その制作期間を逆算すると
   、15~16年に中国のアニメ制
   作会社に対して、大規模な資
   本を投じた投資家たちがいた
   はずだという。その背景を、
   白金氏は以下のように語って
   いる。
   (次回に続く)


           中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 4

           ディズニー映画の3倍の興収
   それまでの中国製アニメ映画
   で最も多くの興収を上げたの
   は、『西遊記 ヒーロー・イズ
   ・バック(西游記之大聖帰来)
   』の9.56億元(約144億円)だ
   。過去の中国映画市場で最も
   ヒットしたアニメ映画は、デ
   ィズニーの『ズートピア』で
   15.3億元(約230億円)という
   から、その約3倍もの興収を
   記録した『ナタ~魔童降臨~
   』が、いかに桁外れの大ヒッ
   トなのかがよく分かる。
   (次回に続く)

   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐  連載 3
   中国映画史上で初めて1位に
   そして特筆すべきは、7月に
   中国で公開された『ナタ~魔
   童降臨~(哪吒之魔童降世)
   』だ。道教の少年神である哪
   吒(なた)を主人公にしたこ
   の作品は、中国の映画市場で
   50億元(約770億円)もの興
   行収入を記録。日本でも話題
   を呼んだ『三体』と同じ作者
   によるSF小説を実写映画化し
   た『流転の地球(流浪地球)
   』や、中国でも大人気の『ア
   ベンジャーズ/エンドゲーム
   』といった強力なライバルを
   押さえて、アニメ映画で初め
   て中国映画市場の興行収入年
   間1位に躍り出ている。
   (次回に続く)


   中国産CGアニメが new
   ディズニー駆逐  連載 2

    19年中国アニメ映画元年

   19年の中国映画市場では、他
   にも中国製アニメ映画が相次
   いで大ヒットしている。まず、
   19年1月に中国で公開された
   『白蛇:縁起』が、4.49億元
  (約68億円)の興行収入を記録
     。中国の映画市場で最も書き
    入れ時となる旧正月の2月には
    、中国の人気CGアニメ映画シ
    リーズ第6弾『熊出没・原始時
    代』が公開されて、7.11億元
  (約107億円)の興収を上げて
   いる。
   (次回に続く)


   中国産CGアニメが 
   ディズニー駆逐 新連載 1

   日本のミニシアターでロング
   ランヒットを続けているアニ
   メ映画『羅小黒戦記(ロシャ
   オヘイセンキ)』は、中国で
   は2019年9月4日に公開され、
   中国国内で3.1億元(約48億
   円)の興行収入を記録した。
   日本配給を手掛けたチームジ
   ョイの白金氏に同映画がロン
   グランヒットを続けている要
   因を、アニメーション監督の
   入江泰浩氏に『羅小黒戦記』
   の魅力と、日本で人気が広が
   る過程について聞いた。後編
   ではアニメビジネスに詳しい
   ジャーナリストの数土直志氏
   に、アニメ業界で生まれつつ
   ある日本と中国との新しい関
   係を聞く。
      伊藤誠之助 Itmedia 
          (今回新連載です)



   ドローン学校    new
   乱立の弊害  最終回  14
   課題が山積み
   だが、用途ごとに必要とされ
   る能力が異なるのに、どの程
   度まで資格の対象を細分化す
   るのかは今後の検討課題だ。
   ドローンは今後、本格的に実
   際の運用の段階に入っていく
   。ドローンの自動航行技術の
   普及も期待されているが、操
   縦できる人材は不可欠だと見
   られている。市場で求められ
   る人材の育成に向けて、ドロ
   ーンスクールのあり方が変わ
   っていく必要がありそうだ。
   (今回最終回です)



   ドローン学校    new
   乱立の弊害   連載  13

   「操縦ライセンス制度」

   一方、多くのドローンスクー
   ルは基本的な飛行訓練に終始
   しており、ドローンを使った
   サービスを提供している企業
   の関係者は「ドローンスクー
   ルの出身者にそのまま仕事を
   依頼することはできない。自
   社で実用的なOJTを行い、ド
   ローンの操縦士を育成してい
   る」と話す。国交省は2022年
   に、学科や実技試験によって
   操縦者の技能を審査する「操
   縦ライセンス制度」を自動車
   免許のような国家資格として
   創設する予定だ。それと同時
   に民間の講習団体に対して厳
   格な指導監督を行うことも検
   討している。
   (次回最終回です)




   ドローン学校    
   乱立の弊害   連載  12
   多様性を求めている
   ドローン操縦士に求められる
   のは、安全にドローンを飛ば
   すことだけではなく、ドロー
   ンを活用したソリューション
   の提供に役立つことだ。その
   ためには、飛行計画や機体ト
   ラブル時の対応に加え、用途
   に合わせた専門知識も必要だ
   。例えば、インフラ点検にド
   ローンを使う場合、カメラな
   どを使って正確にデータを取
   る能力や、取得したデータを
   レポートにまとめる能力が求
   められる。
   (次回に続く)

   ドローン学校    
   乱立の弊害   連載  11
    ギャップと道具

   ドローンを積極的に活用した
   い企業からは、操縦士が不足
   しているという声もあがる。
   ドローンスクールが急増して
   いるのにもかかわらず、操縦
   士が不足しているのは、ドロ
   ーンスクールが育てる人材と
   企業が求める人材の間にギャ
   ップがあるからだ。「企業が
   求めるのは、より正確に安く
   データをとることだ。ドロー
   ンはそのための道具にすぎず
   、他の手段がある場合もある
   」(春原氏)。
   (次回に続く)



   ドローン学校    
   乱立の弊害   連載  10
   ドローンへの投資、慎重
   空撮や農業の分野では従来か
   らドローンを使う仕事は存在
   した。しかし、点検や物流な
   どの分野では2019年まで実証
   実験としての利用が中心で、
   収益を継続的にもたらすよう
   な仕事はわずかだ。ある講習
   団体の運営者は「もっと早く
   ドローンの実用化が進むと思
   っていたが、大手企業がドロ
   ーンへの投資を足踏みしてい
   る」と漏らす。
   (次回に続く)

   ドローン学校    
   乱立の弊害   連載  9
   卒業しても仕事ない
   だが、この男性のようにスク
   ールを卒業しても容易に仕事
   を得られるわけではない。ド
   ローンの産業利用が注目され
   て以降、スクール受講生の目
   的は趣味から業務用へ変化し
   たが、前出の春原氏は「2017
   年以降、ドローンスクールを
   出ても仕事がないという状況
   になっている」と指摘する。
   (次回に続く)

   ドローン学校    
   乱立の弊害   連載  8
            学校の実態

            神奈川県内に住む元自動車整
            備士の男性は、体調不良で会
            社を早期退職。「ドローン操
            縦士が足りていない」という
           ドローンスクールの広告を見
           て、ドローン関係の仕事をし
           てみたいという思いから申し
           込んだのが始まりだ。男性は、
           講習と屋内での飛行訓練のコ
           ースを受講して認定資格を取
           得。ドローンも購入し、講習
           料と合計で80万円近くを支払
           った。しかし、新たに始めた
           ドローンによる測量では、風
           のある、高い高度飛行の経験
           が必要になり、屋外で飛行訓
           練を行う別のドローンスクー
           ルに通い直した。追加のスク
           ール授業料に約30万円かかっ
           たという。
            (次回に続く)

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