遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

天皇誕生日

2021-02-23 16:34:21 | 日記

令和3年2月23日(火)

天皇誕生日 : 天長節

2月23日は、現「令和天皇」の誕生日 国民の祝日

平成元年(1989年)「国民の祝日に関する法律」に

天皇が代われば「日付け」が変更されるという条項が、

記載されていないため、昭和天皇(4月29日)から

平成天皇に代わる際(平成元年)に12月23日へと

移行された。平成天皇がご退位され、令和元年より、

天皇誕生日は、本日(2月23日)に移行した。

 

この日は、二重橋の門を開放して、一般の参賀を受け、

天皇、皇室ご一家が皇居バルコニーに立ち、答礼される。

昨年に続き、新型コロナウイルスの影響で一般参賀は中

止された。

代りにオンライン形式で、天皇陛下のメッセージが在る。

これに先立ち、61歳の誕生日を迎えられ、昨日(2月

22日)記者会見が行われた。

中日新聞より、

 

「この一年を、コロナ過に翻弄されてきました。犠牲者

を悼み、医療従事者や保健所職員に感謝いたします。

新型コロナウイルスの克服を願い、忍耐強く乗り超える

先に明るい将来が開けることを心待ちにして居ります。」

長女の愛子様が12月に20歳になられる事については、

「成年皇族の一員となることに感謝し、思いやりの気持ち

を持ち、一つ一つの務めを大切に果たして行って貰いたい」

秋篠宮家長女の眞子様のご結婚について、

「秋篠宮が言っていた様に、多くの人が納得し喜んでくれ

る状況になることを願って居ります。」

この一年の出来事、東日本大震災から10年について、

被災地を訪れる

 

「感染症が収まらない状況を憂慮し、女性や若者の自殺者、

家庭内暴力、児童虐待の増加も危惧している。コロナ過は

医療従事者のや保健所職員の方々には感謝しているが、

親しい人との接触を避け、生活にはストレスを感じる方も

多い。一人一人が人知れず続けている努力を多とする。

東日本大震災から10年、2万人超の死者、行方不明者、

甚大な被害は今思い出しても心が痛む。これからも寄り

添い続け、共に分かち会い続けたい」と述べられた。

コロナ過で、皇室行事の殆どが中止、延期となる中、

昨年に続き、新年拝賀、天皇誕生日の一般参賀も中止と

なった。天皇誕生日の行事は簡略化され、天皇への祝賀

挨拶も、皇族代表の秋篠宮様、菅首相と三権の長、駐日

大使の祝意を受けられる事となった。

他の天皇誕生日の行事は各界代表を招いて行われる「祝

宴の儀」駐日大使等との「茶会の儀」の実施は延期された。

 

令和元年の誕生「祝宴の儀」

 

天皇は即位以来3年目、コロナ過により様々な行事が

中止、延期された。誠に不運、、、、残念である。

 

今日の1句

自粛過多令和天皇誕生日    ヤギ爺


春の日和

2021-02-22 16:39:43 | 日記

令和3年2月22日(月)

春の日、犬山散歩、、、?

名古屋地方の今日の気温は20度超え、、、、

4月上旬の陽気で、街を行く人の殆どがコートを脱ぎ、

軽やかに歩いて、然しマスクは着用している。

政府はこの日、「コロナ過の緊急事態宣言について、

10都府県の内、東京圏の4都県を除いて一部解除の

検討を、諮問委員会に諮り判断したい」との見解。

今月中にも解除の発表がある様だ、、、、

確かに、愛知県ではここ1週間では感染者数が50人

前後、お隣の岐阜県でも15人以下と少なくなったが、、

街は、相変わらず人影は少なく、、ぼちぼちで出かけ

たい(そわそわ気分)が、反面コロナは怖い、、、、

 

私も、近所の散歩以外出控えて居り、そろそろと、、、

PCの画像を眺めソワソワしている。

犬山市、寺内町界隈吟行、

 

数年前、犬山の城下町を吟行した時の画像を見つける。

古い家並み、石畳み、、、、、記憶を辿る。

名鉄「犬山駅」で下車、真直ぐに中本町を行くと右手に

犬山祭り山車の模型を飾る古民家がある。そこを右折し

石畳みの両側に格子戸の家並みが続く、、、、

突き当たる場所に古民家「奥村邸」がある。 

入口に人力車が置いて在り、通り抜けると立派な庭が

在る。現在ここは古民家レストラン「フレンチ奥村」を

営んでいる。

この家の裏手に夫婦銀杏で有名な「天神社」が在る。

奥村を出て右手に暫く進むと、寺内町へ出る。

此処はその名のとおり、多くの由緒ある寺社が集まる。

本龍持、園明寺、西蓮寺、浄誓寺などの大きな土塀が

続いている。

圓明寺の境内に、大きな枝垂れ桜が植えられて居り、

もう少し先(3月末頃)には満開の見頃な枝垂れ桜が

見られるだろう、、、

西蓮寺

西蓮寺鐘楼

 

古民家、石畳み等、ゆったりと出かけて観たい、、

 

今日の1句

春の日や日向とろとろ微睡みて    ヤギ爺


山茱萸の花

2021-02-21 16:14:34 | 日記

令和3年2月21日(日)

山茱萸の花 : 春黄金花

ミズキ科目ミズキ科の落葉小高木、中国原産

高さは3m位で、高い木は5~10mにもなる。

早春、若葉に先立ち短枝の先に4枚の苞葉に包まれた

花弁が4枚の鮮黄色の小花を樹木一面に開く。

花径は4~5mmで花弁は反り返り、雄蕊は4個。

秋にはグミの実に似た真っ赤な果実を付ける。

甘く酸味があり、渋みもある。

日本名に、「春黄金花」(ハルコガネバナ)という呼

び名があるが、早春に葉が付く前に木一面に黄色の花

を付けることから付いた名前。

亦、秋にグミに似た実を付けることから「秋珊瑚」と

も呼ばれている。

日本へは江戸時代の享保年間に中国から朝鮮半島を

経由して渡来した。 当時は薬用として栽培された。

10月頃に赤く熟した実を採取し、熱湯に数分浸した

後に種子を取り除き、日干し乾燥したものを生薬とし

て利用した。 

滋養強壮剤、頻尿、冷え性、低血圧、不眠症等の効

能があるとされる。

名古屋の東山植物園の「万葉の里」の辺りの小径を

歩くと、山茱萸の黄色の鮮やかな花の群落が出迎え

てくれる。 今頃から3月末頃が見頃でそれが終わ

る頃には、満開の桜並木が出迎えてくれる、、、、、

 

今日の1句

山茱萸の花賑ははす小径かな    ヤギ爺


紅 梅

2021-02-20 16:15:58 | 日記

令和3年2月20日(土)

紅 梅 : 薄紅梅

紅色の花を付ける梅のこと。

一般的に紅梅は白梅に比し花期がやや遅い。

大朝人はこの梅の遅速に敏感で、「和漢朗詠集」でも

「梅」の他に、「紅梅」の題目をたてて区別している。

花の色は艶やかで、梅花の気品は白梅に一歩譲るが、

紅梅は白梅に比し若々しい爽やかさがある。

梅は他の花に先駆け、寒気の厳しい早春に咲き、その

気品と香りから古来より日本人に好まれ、詩歌や絵画

の対象となってきた。

 

ポートビル

無料休憩所

名古屋港の無料休憩所の前に在る、紅梅がやっと見頃

を迎えた。 先週には未だ梅蕾は固かったようだが、

この2,3日の陽気に誘われて開花したようだ。

コロナ過も漸く下向きになった兆しが見えるが、未だ

名古屋港へ出かける人出は少ない、、、

時折、水族館へ向かう家族連れや若いカップル達は、

先を急ぎ、無料休憩所前の梅の木には目もくれず、、

梅に佇むのは我(ヤギ爺)一人、、真っ赤な艶のある

花が真っ青な空にやっと目覚め、春の訪れを告げる。

コロナ過にも関わりなく咲き盛り、季節の移ろいは

確実にやって来る、、、、、

 

今日の1句

少年の紅梅の前急ぎ足   ヤギ爺


春の雪

2021-02-19 16:41:51 | 日記

令和3年2月19日「(金)

春の雪 : 淡 雪

冬の雪と違い溶けやすく、降るそばから消えて

積もることがないので、淡雪ともいわれる。

普通、明るく軽快な感じであるが、時に春の大雪

に見舞われる事も在る。

春の雪という語感が、温暖な地方に住む者の印象

がすると、俳人の伊藤白潮氏は記述されていた。

確かに、先日の北国での大雪は、この地に住む方

には「またか!」と大変さを述べられていた。

 

昨日はこの地(名古屋)でも雪がチラつき北部では

少し積雪も在った。

午後には強風となり、暫し横殴りの吹雪となったが

直ぐに消えていき、積もる事はなかった。

この地では、見出し通り「春の雪は降る傍から消え

ていく」儚い、淡雪のようである、、、、

 

俳人、夏井いつきさんの著書「365日手帳」に、

久保田万太郎(俳人)さんの「春の雪」の鑑賞が

記述があったので紹介する。

俳人の名句(久保田万太郎)

ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪

場面は、馬鹿貝、貝柱、牡蠣、蛤と札を読み上げて

いる。魚屋の店先である。春の雪がふわふわと降って

いる。さて、どれで一杯やろうか、と楽しみなひと時。

(夏井いつきの365日季語手帳 名句鑑賞より)

 

何だか、とてもユニークな俳句、何かしら心温まる。

私もツラれて、今夜は熱燗でも、、、、(ヤギ爺)