遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

万 作

2021-02-09 16:15:51 | 日記

令和3年2月9日(火)

万 作 : 金縷梅

マンサク科の落葉小高木で高さは3~6m

2~3月頃に葉に先駆けて咲く。

花には萼と雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は

2本の花柱を持つ。萼は赤褐色又は緑色で円い。

花弁は黄色で1.5cm程の細長い紐状になる。

万作は山野に自生し、早春、葉に先立って黄色い線状

の捻じれた四弁花が枝一杯に咲く。

早春の山野に「先ず咲く」ことが訛って「マンサク」と

いわれる。亦、枝枝に咲き満ことから「豊年満作」から

「マンサク」という説もある。

野の趣が在り、花季が早いので季節感を重んじる「茶花」

として活ける事も多い。

蒴果(さくか)は卵状球形で、成熟後に乾燥することで、

二つに裂け、光沢のある黒い種子をはじき飛ばす。

万作の実

 

「金縷梅」は、中国原産の別の種類であるが季語的には

万作とみなしている様だ。

亦、北米原産の「アメリカンマンサク」は、万作に似て

いるが、花は秋に咲く。樹皮のエキスは化粧水に使用。

アメリカンマンサク

ご近所にも、万作の花が彼方此方に見られる様になった。

折からの春疾風に、金色のよじれた糸の様な花が風と遊

んでいる。 茶髪の若者の頭を直ぐ思い浮かべ、、、、

 

今日の1句

万作のほつれ縺れる疾風中    ヤギ爺