令和5年3月9日(木)
白子干 : ちりめん
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片口鰯の稚魚を塩水で茹で上げて乾したもの。
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箱根より以西の地方では「ちりめんじゃこ」という。
じゃこというのは雑魚(ざこ)の訛った言い方で、ちりめんは
じゃこが乾燥してくると縮れるので「ちりめんじゃこ」という。
「しらす」は色々な魚の稚魚の総称であるが、捕獲の方法(魚
法)により「しらす網」で海中を掬うために、中には蛸や烏賊
の幼生、白魚などが混入する。
食に適さぬものを除去し、塩茹にした後天日干し「白子干」と
して販売される。
東京方面では、生乾き(半生)の白子を好む人が多い。
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一般的には大根おろしや胡瓜もみ等で食すことが多いが、近年
では「釜揚げ白子」のような柔らかなものが好まれる。
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また、生きたままの白子を酢醤油で頂く「おどり喰い」を楽し
む人も多く見られる。
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各地では「釜揚げ白子」をご飯に乗せて食べる「白子丼」等も
人気があるようだ。
数年前に所要で東京へ出かけた際に、東名高速(第二東名)の
駿河沼津SAで昼食を取った。 水産会社の直営店が出す「海鮮
料理の店」が列を作っていた。(並んでも食べたいと評判の店)
いつも行列が出来るようだが、構わず列に並ぶ。待つ事30分
「白子丼」「海鮮丼」等を注文し、思わず「旨い」待った界が
あった。(その後、此処を通れば必ず寄ることになる)
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桜エビしらす丼、
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海鮮丼、
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漁師丼、
「釜揚げ」は、茹で上げた後水切りをした程度で食すのをいい、
水分85%くらいあるといわれる。
また、水分50~60%に乾燥させたものを「白子干」という。
水分を25~35%まで乾燥させたものは「ちりめんじゃこ」
となる。 これを更に甘辛煮にした「佃煮」も好まれる。
最近では、ご近所の大型モール等でも「釜揚げシラス」を売っ
て居り、それなりに柔らかく美味しいのだが、駿河で食べた物
にはとても敵わない、、、、、。
今日の1句
白子丼半時並ぶ旨さかな ヤギ爺
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