遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

弥 生

2023-03-10 15:46:09 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月10日(金)

弥 生

陰暦三月の異称。弥生(いやおひ)の約転で、草木がいやが
上にもいよいよ生い茂り、春たけなわの時候をいう。
語感が柔らかでいかにも陽春に相応しい言葉である。

現在のような月名(1月~12月)となったのは、明治初期
に陽暦(新暦)を採用してからの事。
それ以前は陰暦(旧暦)の「和風月名」により、季節感の判
る言葉で月名を表していた。
睦月(1月)、如月(2月)、弥生(3月)、卯月(4月)、
皐月(5月)、水無月(6月)、文月(7月)、葉月(8月)、
長月(9月)、神無月(10月)、霜月(11月)そして師走
(12月)となっていた。
弥生は、和風月名の三番目だが、陽暦は陰暦から凡そ1カ月程
遅れて居り、弥生は3月末から5月初めの頃となる。
弥生の別名(異名)は晩春、花惜月、雛月等とややこしい。

すっかり春真っ盛りに陽気が続き、気温も連日20度前後と
4月中旬の陽気とか、、、、。
枝垂れ梅と菜の花(農業センター)
春の小川、
水温む、
春田、
紫雲英田、
蒲公英
梅も綻び、、桜前線の予報も忙しくなり、名古屋地方では3
月20日頃の開花予想も出ている。 
彼方此方から春の便りも届いてをり、正に弥生三月です、、

この時期によく、耳にするのが「さくら・さくら」
さくらさくらは、「日本古謡」と表現される。実際は幕末の
江戸の頃の子供用の筝(こと)の手ほどき曲として作られた
様です(作者不詳)。
元は「咲いた桜」という歌詞が付いていたようである。
その優美なメロデイから、明治以降に歌として一般に広まり
現在の歌詞が付けられた。
1888年(明治21年)に発行された、東京音楽学校出版
の「筝曲集」に記載され、日本の代表的な歌として国際的な
場面でよく歌われている。



さくら・さくら

さくらさくら やよいの空が
見渡すかぎり かすみか雲か
匂いぞ出ずる いざやいざや
見にゆかん、

この曲は様々に編曲がなされているが、宮城道雄さんの筝曲
「さくら変奏曲」は殊に有名である。


今日の1句

野良と居て弥生の空を眺めをる  ヤギ爺


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