遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木の芽

2020-02-21 16:12:53 | 日記

令和2年2月21日(金)

木の芽 : 芽吹き、芽立ち

春に芽吹く木の芽は葉芽と花芽、それに両者

が混在した芽があり、一括して木の芽という。

「きのめ」と言うが、雅語的な美しい響きの

「このめ」が、好んで用いられる。

鈴懸の芽吹き

 

樹木が千差万別である通り、木の芽も発芽の

時季、色、形状は千差万別である。

ブナの芽吹き

 

殊に雑木林が芽吹きの時期には緑あり、萌黄

あり、黄色あり、紅色ありで、更に各々の濃

い色から薄い色と様々で美しい。

枝垂れ柳の芽

 

木の芽が萌え出ることを「木の芽張る」と言

い、多くの「春」に掛けて言われる。

「木の芽味噌、木の芽田楽、木の芽和え」は、

山椒の芽に味噌、砂糖等を摺り混ぜたもの。

山椒の芽

 

「木の芽漬け」は、道草や山椒等の若芽を塩

漬けや醤油漬けにしたもの。

「木の芽月」は、木の芽の出る月の意で、

陰暦2月の異称である。

「木の芽冷」は、木の芽の吹くころの冷え

込みをいう。

名古屋港へ向かう大通り(江川線の一本東側

に在る裏通りを、築地口から臨港病院へ、、

通り沿いに辛夷の花の並木がある。

白く小さな花芽が青空に向かい一杯に輝く、、

もう、来月半ばには満開の花が咲きそうだ。

 

今日の1句

青空を目掛け辛夷の芽吹きたる    ヤギ爺



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