遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

左義長

2022-01-15 16:41:12 | 日記

令和4年1月15日(土)

左義長 : どんど焼き

小正月(1月15日)を中心にして行われる「火祭りの行事」

1月15日に行われる地方が多いが、10日、14日の夜等と

地方により異なる。

 

基は「祝い棒」の一種である「鞠杖」(ぎちょう、宮中で行わ

れた正月行事で、童子が杖(槌)で鞠を打つ遊戯)の後でこの

杖を神泉苑で炊き上げる行事のこと。これが左義長となり一般

に伝わったとされている。

 

左義長が行われる場所は様々だが、田の中や川原、村外れの広場、

神社の境内等で行われる。

中心になる木に、三方か支柱を立て(木材は山から取ってきた楢

や橡の木)四隅に青竹を立てて、幣(ぬさ)を付けた縄を張る。

 

各家庭から持ち寄った門松や注連縄、正月飾り等を焼べる。

地方に依っては、火を大きくするために藁や枯木等を加える。

「どんどどんど」「どうどやどうど」などと囃したてる事から、

「どんど焼き」などと呼ばれる。

笹竹の先に餅を刺して焼き、これを食べると「風邪をひかない」

「病気にかからない」という伝えが残る。

亦、書き初めを燃やしてその炎が高く舞い上がると、書道が上達

するという、俗信もあるようだ。

 

愛知県一宮市の真清田神社(七夕祭りで有名)では、1月15日

の朝(8時30分)から、「どんど焼き」が行われる。

古いお札、正月飾り等を納めると御下がりの餅が配られる。

どんど焼きが始まり、細い竹棹の先に付いた籠に餅を入れ、火に

近づ付けて焼いた餅を食べると、「夏病みしない」「虫歯になら

ない」という伝えがある。

名古屋の大須観音では、1月の第2月曜日(成人の日)に「左義

長火祭り」が行われる。「一年間お守りいただいた御札、御守り

や、注連縄、正月飾り等を炊き上げる行事」とのこと。

 

同時に、「大護摩札」「火防守護の御札」が授与される(有料)

各地で様々な左義長行事が行われ、一連の正月行事が終わる。

 

今日の1句

風に舞ふ火の神々しどんど焼き  ヤギ爺

 



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