遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

南天の実

2021-11-29 16:22:54 | 日記

令和3年11月29日(月)

南天の実 : 実南天

南天はメギ科の常緑低木で、中国の原産

日本では縁起物として庭木に植えられる事が多い。

果実は直径6mm程の球形の実で、葉の先に群がり赤熟する。

黄、紫や白色の実南天もあるが、雪景色の中に映える艶やかな

紅色の実は特に美しい。

和名「ナンテン」の由来は、冬に赤い実が際立つ事から中国で

は灯火を連想して「南天燭」といい、また葉が竹に似ている事

から「南天竹」という名が付けられた。

これを音読みで「ナンテン」と、和名にしたようである。

日本では寒冷地以外で栽培することが出来、古くから正月用の

生花としても欠かせない。

また、白い実を付ける南天は薬用として重宝される。

南天は挿し木で増やすことが出来、春の萌芽前に挿す。

また、梅雨の時期に株分けをしても良い様である。

南天は音読の「ナンテン」を「難転」とし、難を転ずると縁起

を担ぎ、正月の「福寿飾」に利用される。

南天の葉は生薬として、健胃・解熱・咳止等の効能とされる。

また、殺菌効果が在ると赤飯に添えられるが定かではない。

南天の実は鎮咳作用があり、のど飴等に使用されている。

また。血管へのコレステロ-ル沈着を防止する動脈硬化予防

に役立つとも言われる。 二日酔い止めにも良いそうだ。

 

今日の1句

朝ぼらけ雫きらりと実南天   ヤギ爺



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