遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

藪柑子

2021-01-08 16:30:37 | 日記

令和3年1月8日(金)

藪柑子 : ヤブコウジ、古名は山橘

ヤブコウジ科の常緑低木、高さ10~20cm

山地の木陰に地下茎を伸ばし群生する。

冬に光沢のある葉の間から覗く赤く熟した丸い実が

印象的で、正月の「蓬莱台」や盆栽等に用いる。

「蓬莱台」(ほうらいだい)は、新年の飾り台で

三方の上に米、橙、柚子、海老などを飾り、藪柑子

等を飾りつける。関西地方に多い風習である。

藪柑子は、厚みのある艶々した長楕円形の葉は互生し、

茎の上部に1~2層の輪生状につく。

夏に葉の間に白い小さな花をつけ、花の後に小豆大の

球果を結ぶ。それが冬になると真っ赤に熟し美しい。

藪柑子は常緑樹として、慶事や縁起物に用いられる。

特に新年の生け花には、仙寥(千両)、万両とともに

無くてはならない植物である。

藪柑子似た、一両(別名をアリドオシ)がある。

アカネ科、アリドオシ属の常緑低木

アリドオシとは、棘が細長く蟻でも刺し貫くとか、

棘が多く蟻のような小さい虫しか通り抜けられない

からとしてこの名があるといわれる。アリドオシは

正月の縁起物として、「千両、万両、有り通し」と、

持て囃される様だ。

アリドオシ(棘があるので注意)

 

花の少ない冬季に藪柑子は花材として重宝される。

徳川園

白鳥庭園

家庭の庭先や、盆栽等にもみられるが、今の時期

は、徳川園、白鳥庭園、名古屋城内が見頃であるが、

コロナの影響か、人でが少ない様だ、、、、、

 

今日の1句

憚らず手水所の藪柑子    ヤギ爺



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1 コメント

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Unknown (akisora1222)
2021-01-09 17:26:29
こんばんは、あきそらと申します。いつも訪問といいねいただきありがとうございます。遊民様のお話と俳句とても勉強になります。フォローさせていただきました、これからも訪問をお待ちしております。
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