遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

つばめ

2019-03-29 15:26:26 | 日記
平成31年3月29日(金)

燕 : 玄鳥(つばめ)、つばくろ


燕はスズメ目、ツバメ科の鳥の一種
世界中に約80種類居り、日本では腰赤燕や岩燕
等、5種類程いる。  尾の長い方が雄である。
春になると日本全土に飛来し、民家の軒先等に
巣作りし、子を育て秋になると南方へ渡る。
翼がよく発達し空中を飛びながら昆虫を捕食する。


こんな現実的な活気のある姿は、我々庶民の間で
好まれて居り、「春の季題」として定着した。


農薬を使用しなかった昔は、燕は害虫を食べて
くれる益鳥といわれた。
又、人家の軒下に営巣するツバメは雷や火事を
防ぐ生き物と信じられていた様である。


最近メッキリ燕を見なくなった様ですが、燕の
減少が心配されています。
大きな原因として、都市部ではカラスが燕を襲う、
人がつばめの巣を壊してしまう事だと言われる。
人の出すゴミが増えて、それに群がる烏が増え、
ツバメの子育てが出来ない環境となっている。
又、都市部では水辺や公園、空き地が減り、餌
となる虫が減り、巣を作るための草が減った。
農耕地の衰退による餌の減少や、新築家屋が
西洋風となり、軒や庇が少ないのも起因する。

鳥達にとっては、都市の近代化は天敵の様で、
自然が無くなる事は生き物(人類も)全体の
死活問題にもなっている様な気がする、、、、。


今日の1句

安堵せる燕戻りし深廂      ヤギ爺


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