遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

寒木瓜

2021-12-09 16:29:17 | 日記

令和3年12月9日(木)

寒木瓜 : 緋木瓜

バラ科の落葉低木で中国原産。

高さ1~2m。 枝には棘があり、葉は長楕円形。

普通は3~4月頃に、紅、淡紅、白色等の五弁の花を付ける

が、寒木瓜の場合は11,12月頃に咲く花をいう。

寒中に咲く花は濃い紅色の花が多く、冬枯れの庭園等に色鮮

やかな色を添え、珍重される。

特別に寒木瓜と言う種類がある訳ではないが、色の少ない冬

の最中に鮮やかな色の花を咲かせるのでこの名がある。

殊に紅白の混じった「更紗木瓜」はとても美しい。

ボケの由来は、瓜に似た果実なる事から木瓜(ボケ)という。

木瓜は古く平安時代から親しまれた花木で、江戸時代に品種

改良が進み、赤や白の花を咲かせるようになった。

 

「木瓜紋」は花と実の断面をモチーフとした紋様で、日本に伝

わる五大紋の一つとされる。

その中でも、木瓜の五弁の花の紋を模った「五つ木瓜」(い

つつもっこう)は、戦国の武将の織田信長の家紋として有名

な家紋である。

織田信長の「五つ木瓜」の家紋

 

今日の1句

寒木瓜の日向ぽつぽつ綻びぬ   ヤギ爺



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