令和3年12月9日(木)
寒木瓜 : 緋木瓜
バラ科の落葉低木で中国原産。
高さ1~2m。 枝には棘があり、葉は長楕円形。
普通は3~4月頃に、紅、淡紅、白色等の五弁の花を付ける
が、寒木瓜の場合は11,12月頃に咲く花をいう。
寒中に咲く花は濃い紅色の花が多く、冬枯れの庭園等に色鮮
やかな色を添え、珍重される。
特別に寒木瓜と言う種類がある訳ではないが、色の少ない冬
の最中に鮮やかな色の花を咲かせるのでこの名がある。
殊に紅白の混じった「更紗木瓜」はとても美しい。
ボケの由来は、瓜に似た果実なる事から木瓜(ボケ)という。
木瓜は古く平安時代から親しまれた花木で、江戸時代に品種
改良が進み、赤や白の花を咲かせるようになった。
「木瓜紋」は花と実の断面をモチーフとした紋様で、日本に伝
わる五大紋の一つとされる。
その中でも、木瓜の五弁の花の紋を模った「五つ木瓜」(い
つつもっこう)は、戦国の武将の織田信長の家紋として有名
な家紋である。
織田信長の「五つ木瓜」の家紋
今日の1句
寒木瓜の日向ぽつぽつ綻びぬ ヤギ爺
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます