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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

寒晒し

2020-01-15 15:55:10 | 日記
令和2年1月15日(水)

寒晒し : 寒 曝



米等の穀類や馬鈴薯などを粉にして寒中の
水に幾度も浸け、更に寒気に晒す事をいう。


糯米を石臼でひき寒の水で洗い、数日間を
水に晒した後、乾した粉を白玉粉という。
白玉粉そのものを「寒晒」「寒晒粉」と
呼ぶこともある。

蕎麦粉の晒し、


寒天干し


葛、

この時期に寒の水に晒すものに「蕎麦粉」
「寒天」「葛」等が在り、寒中の水の中で
作業する姿は、日本の冬の風物詩である。

この時期、寒の水に晒す「寒晒し」をする
物に、和紙の原料となるクワ科の「楮」
(こうぞ)を川の水に何度も晒し、より
白くする作業がある。

和紙の産地で有名な岐阜県美濃市の保存会
のメンバーが、冷たい板取川に入り、何度
もこの作業を繰り返していた。


また、同じく岐阜県の郡上八幡市では、
毎年1月中旬ころから、小駄良川に入り
「郡上本染め寒晒し」の作業が行われる。
各種の「幟旗」や「鯉のぼり」等の染め
上げられた後、糊を寒の水で晒す、、。
毎年、これを見に集まる観光客の多さにも
驚かされる。

(中日新聞ニュースより)


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