遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

毛 虫

2019-05-30 16:19:18 | 日記
令和元年5月30日(木)

毛 虫 : 毛虫這ふ

毛虫は普通蛾の幼虫であるが、蝶の幼虫の中にも
「岐阜蝶」の様に毛虫の姿をしている物も在る。

毒々しい色をし、多数が群がり樹木の葉をモリモリ
食い荒らすのは「まいまい蛾」の幼虫である。
集団で山茶花の葉を食い荒らすのは「茶毒虫蛾」
の幼虫。殊に茶毒虫の毛が刺さると、カブレるので
注意あ必要である。
然しながらその姿の割に、本当の毒毛虫は意外と
少ない様である。

樹木の害虫は、殺虫剤もあるが、焼き払うのが
良いとされる。

1980年代に「アメリカ白火取」という蛾が
大発生した。

人体にはさほど被害を持たさぬが、サクラ、ヤナギ、
クヌギ、リンゴ、カキ等の樹木に大きな被害を及ぼ
した。
その後、大発生はなくなったが、その要因はよく
判らないとの事。
一因として、鳥や蜂等の天敵により捕食されたと
言われるのと、自然の流行性病によるものとも、
亦、薬剤(スミチオン)が効果を齎すとも、、。

薬剤散布後、地上に落下、、、


何れにせよ、毛虫は我々にとって、様々な害を
齎す嫌われ物で、、見た目も良くない。
これを好む人は数少ないであろう。

普段余り目にしないが、庭いじりや吟行の折りに
遭遇し、驚かされている。


今日の1句

微睡みし木影のベンチ毛虫落つ    ヤギ爺