遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

稲刈り

2017-10-05 15:55:47 | 日記
平成29年10月5日(木)

やはらかき光溢るる稲穂かな



先日(10月1日)所要で岐阜へ出掛けました。
名古屋から国道41号線を北上し、小牧、犬山を
抜け、、可児の丘陵地帯では高速道路と見紛う
程に車がスピードを出し、中には100km/h以上
を出し覆面パトカーに捕まる車も、この付近では
見かけます。

木曽川を渡り、岐阜県美濃加茂市へ入り太田町の
交差点を左折し国道248号線で、直ぐ次の信号を
右折すると国道63号線を右折、一路関市方面へ、
伊深町の丘陵地に入り法泉坊トンネルを抜ける。
この辺りの山間に田園が広がり、、、既に稲刈りを
終えた穭田の土色と、黄金色の穂が頭を垂れて、
これから稲刈りを待つ田圃が在ります。


丁度稲刈りの真っ最中の農家が在り、、、車を路肩
に止めて一休み、遠目から見学をさせて貰う、、。

近年、農作業も機械化が進み、稲刈りの仕事も大きく
変わりました。
コンバインの出現により刈取り、脱穀が一台で出来
田圃を縦横無尽に移動し、収穫、脱穀、選別、乾燥
を素早く行われる様になりました。
昔ながらの鎌で刈取り、稲架にかけて干す作業は少な
くなっていて、山間や棚田の狭い場所等の機械が入ら
ない場所などにしか見られない様です。


ここでは、既に稲刈りを終え稲架かけに干される稲
が並び、、、今、目の前では手押しの小さな稲刈り機
で作業している老夫婦が刈取りをして見えます。

稲架かけ


大変な作業ですが、何だかとても楽しそうです。
時折、稲雀が群れで飛び立ち、、亦戻り、、、。

稲 雀 


それを追い払うでもなく、微笑んでいる様です、、
収穫の時期に、一面に実る黄金色の稲穂と群れる雀、
正に、絵に描いた様な幸せな原風景が、、、、、。



※穭田(ひつじだ): 刈取った後に再び稲が生える
            これが羊が群れる様に見える





今日の1句

稲雀来て喜びの収穫期      ヤギ爺 

稲雀一叢ごとの飛翔かな     ヤギ爺